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TeslaのV4チャージャーにクレカ決済機能搭載へ

 Teslaが欧州で設置を計画するV4スーパーチャージャー(SC)のユニット情報ですが、これまで搭載しなかったクレカ対応をするようで現地決済が可能となるようです。展示会を視察した人のBlogで出ていました。

1;V4-SCステーション

 Teslaは欧州でSCステーションをオランダ/フランスで2カ所設置、今回Good-Wood-Fes(英国)に新型ユニットを展示&お披露目。新型ユニットにはクレジットカードリーダーが搭載されており、前世代の物からデザインも変更
 特にV4チャージャーは充電用コードが全世代よりも長く、Tesla以外のEVにも対応している

2:決済

 ステーションでの決済は通常、ステーションでの決済が発生しないAPP経由決済となっているが、今回クレカリーダを搭載したことでその場決済が可能に。
 現在、充電/決済システムはクルマとシームレスに通信、運転者/所有者を自動認識、充電情報を車載ディスプレイに表示してアカウント請求する方式。Teslaが外部に充電機能を開放してもAPPをDL/利用を促すことで車載ディスプレイ表示を推進、データ取得/分析/利用をしてきた。
 ちなみに他事業者では複数の支払い方法を用意し、充電情報はステーションのユニットに表示され、決済方法はプリペイドカード/ICカード/APP/クレジットカードなど複数が用意されている。

3;背景と影響

 今回のデザイン/機能変更の背景には当局からのクレジットカードリーダー搭載要請があったものと考えられる。おそらく2点で、[1;安全な運転実現→地理的にAPPが機能しない状況(電波)での対応]と、[2;データ独占の排除→情報の独占懸念への対応]と考えられる。
 Teslaが目指す運転情報/充電情報の把握や分析、それに基づく事業改善や高度化への足かせにはなりそうだが、顧客利便性は支払い手段多様化観点で高まる…が、リーダーの搭載による機能変更/通信インフラ整備は負担に。



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