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GartnerがBlockchain特化のハイプサイクル公表

9/12にTeck系調査会社;Gartnerが「Hype cycle for Blockchain-Biz2019」を発表しました。 これまで量子コンピュータや遺伝子編集などの先端Techと同列で語られてきたBlockchainですが、ここにきて切出し特化型のHypecycleを公表する展開に。
日本企業ではPoCがまだまだ中心のBlockchainですがGlobalで見ると、徐々に実用段階にシフトして実際にコスト削減/業務効率化などで効用が発生。サントリーではないですが、「やってみなはれ」は先端Techにこそ言えることンんだろうなあと思います。
今回の発表をサマリますと…
 ・Blockchain技術は今後5-10年に殆どの業種で事業変革のKeyとなる 
 ・影響大きい業種はBanking/Investment/Gaming/Retailの4つ 
 ・別途実施したCIOサーベイの結果と関連付けると…
 ┗CIOの60%はBC技術導入に前向きだが、既存システムとの併存/BCガバナンスの欠如の2点は遠隔な導入の妨げに
 ・BCが安定期に入るには技術以外のガバナンス整備が重要
とのことです。

https://www.gartner.com/en/documents/3953756/hype-cycle-for-blockchain-business-2019
https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2019-09-12-gartner-2019-hype-cycle-for-blockchain-business-shows

<妙訳;業種別影響>
1)Banking/Investment 
・運用/業務プロセスの簡素化/改善化に対して用いられる想定
・イノベイティブな動きとしてはデジタルトークンがあるが、ここは技術以外の要素の整理が必要
2)Gaming
・e-Sports業界でのトークンビジネスが徐々に起きつつある(投げ銭的な)
・デジタルトークンによるゲーム内商品取引/課金履歴等の追跡可能性が高まってきている
 →異なるゲーム間での融通が可能となるPF形成へ??
3)Retail 
・追跡/偽造防止/在庫管理/監査等での活用が検討されており、製品品質/安全性の向上に資する
・コンシューマ向けではロイヤルティプログラム(ポイント施策)の変換/強化に用いる
 →AI/IoTとの組み合わせで相当なインパクトに??

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