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JobyのeVTOLが空軍に配備

eVTOLを開発/製造するJoby Aviationが本年に国防総省と結んだ契約に基づいて1機納入を完了したと発表しています。
予定を前倒しての納入で、それ以前にパイロット向けの訓練実施/認証付与も済ませており、早々に実装配備されるようです。
Jobyの知名度はますます増しており、米軍公認の色がついたことで勢いが増しております。

1;今回の基地配備

 JOBYは製造したeVTOL1台と米空軍に納入したとのことで発表。当初24年初めの納入予定が前倒し、エドワーズ空軍基地に納入されて基地内でのロジ業務に向けて運用される予定とのことで貨物輸送及び基地内での人員輸送に供される。
 9月後半時点で既に空軍基地で飛行開始しており、1.31億USDの[AFWERX Agility Prime契約]の一部で、総額での契約規模は1.63億USDに達する。契約は米空軍による[政府資源の民間貸与を通じた技術開発加速]を狙うプログラム(エアモビリティ社会の実現に向けた技術開発)
 今回の契約では少なくとも9機の航空機の納入が見込まれる(うち2機はCA州のエドワーズ空軍基地向けのエアタクシー)

2;Jobyのコメント

 Jobyの創設者/CEOであるBevirt氏は下記のようにコメント
[我々は空軍基地で能力実証を通じた採用で、空軍能力を向上させてきた多くの航空技術に連なることができて喜ばしい]
[国防総省とNASAの長年にわたる支援は、eVTOLなどの急速な開発に不可欠であり、官民連携が如何に新技術の実現に重要かを示す]
[我々の研究は商用/軍用の双方の航空宇宙技術おける米国のリーダーシップの継続に重大な影響を与える]

3;その他

 Jobyによると空軍と海兵隊は同社の飛行試験施設を何度も訪問、既に4人のパイロットが23/04に完全な遠隔操縦による航空機の移行飛行を完了した。同5月には海兵隊の2グループが訪問し、eVTOLの潜在的な物流/医療用途に関する任務分析を実施。

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