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Gogoroがインドでの事業を開始へ

台湾のスマートスクーター&交換バッテリー新興のGogoroが正式にインド市場での事業を開始しました。
インドでの製造拠点整備も進んでおり、インドを市場として捉えつつ周辺国(まずはネパール)への輸出拠点としても整備していく計画です。
インドでの事業展開は[自社=B2B][他社連携=EV事業者と連携して観光地で進める]とのことです

1;Gogoroのインド市場正式参入

 12/12に台湾本拠の電動スクーター&交換バッテリー事業者のGogoroがインドでで製品導入し、インドへの市場参入を正式表明。バッテリー交換NWのシステム及びスマートスクーター3台を導入してB向け事業を開始
 今回の事業はデリーとゴアの企業間顧客を対象としたもので、バッテリー交換NWとネットワークでインドへの戦略的参入を開始。インドは製造拠点/サービス市場双方としてみており、隣国ネパールへの輸出計画も
 
 Gogoro;CEOのHorace Luke氏は下記のようにコメントしてインドを重要拠点と位置付ける
 ‐[インドを製造業の中心地で、同国から隣国ネパールを皮切りに他の市場にスマートスクーターを輸出する計画がある]
 ‐[インドの利益は我々にとって戦略的に重要。過去数年間で、私たちはここで強力なチームを構築してきました
 └ネパールでの販売にあたっては、同国Nebula Energyと提携して販売している

2;Gogoroの台湾での事業

-バッテリー交換NW-
 24年上半期にムンバイ/プネーで配送事業者(個人事業主)及び物流企業向けに展開する予定。24年2Qには二輪通勤者などの一般消費者にに開放する予定
-スクーター-
 インドで製造した[CrossOver GX250(スマートスクーター)]を発売する予定。マハラシュトラ州のFoxconn施設で製造されており、時速60Km超の加速能力(2.5kwDirect-Drive-System)を持つ
 PF設計で製造され、4つの荷物スペース(ヘッドライト/フット/シート/後部)がり、必要に応じて荷物の収納スペースを追加可能
 設計/製造に際しては[インドの通勤者が求める走行性/快適性]を念頭に置いており、インド向けカスタマイズが為されている
 次のラインナップである[CrossOver50][CrossOver S]は24年後半に出荷される予定。

3;インド市場への深耕

 12月下旬よりインドのEV新興;FutureEVと提携、[GoShare]と呼ばれるサービスPFを提供する予定。FutureEV社は観光地ゴアでGogoroのバッテリー交換NWとスマートスクーターを提供する
 Gogoroは早くからインドを戦略上の重要な拠点と位置付けてリソース投下を下記のとおり行ってきた
 ‐21年;自動車大手Hero-MotoCorpと提携
 ‐22年;スマートスクーターの試験運用を開始
 ‐22年;事業運営にむけ、EVフリート管理の新興Zypp Electricへ2500万ドルを投資
 ‐23年; マハラシュトラ州への15億ドルの投資を発表
 
 CEOはさらにインドに対して資金や資源を投下する準備があるとしている
 ‐[私たちはインド市場がGogoroにとって非常に大きなチャンスであると考えおり、投資を躊躇しない]

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