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TeslaのGiga-Mexicoがついに着工へ?!

 Teslaが廉価版EV/ロボタクシーを年間400万台製造することを目標とする、GigaFactory-Mexicoの建設現場で着工に向けた動きがあったようです。メキシコの全国紙;Millenioによると同地で建機が動いているのが確認され、着工準備が確認できたとのことです。
https://www.milenio.com/politica/comunidad/elon-musk-visitaria-nuevo-leon-para-obras-de-planta-de-tesla-en-verano
 
 Giga-MexicoはTeslaの次世代EVの北米投入スケジュールにとって重要なため、注視が必要であります。

1;Giga-Mexicoの概要

 Teslaは現在(23/07時点)で202万台/年の生産可能台数を2030年には2000万台/年に増加させるべく、同社の特徴ともいえるGiga-Factoryの建設/稼働を進めている。
 メキシコ拠点に関しては廉価版EV製造を担うべく土地を確保し、着工に向けた機材搬入などを進めていた。特に着工~稼働まではGiga-Shanghaiの9か月を上回るスピードでの対応を目指しているが、現段階では州政府からの建設許可を待っている状況…
 これまでの動きは以下の通り
 -23/02;マスクCEOはWSJのインタビューで[23年末までに次の生産施設の場所を明らかにする可能性がある]と表明
 -23/03;投資家説明会でgigafactory-Mexicoのコンセプトを紹介
 -23/06;ヌエボ・レオン州(モンテレイを州都とする州)知事は[許可は間もなく下りる]と述べるも現在までに確認できず

2;メキシコでの状況

 Millenio紙によると敷地内で建機類が目撃され、作業が始まっていると下記のように報道
 └[3/1に発表された建設作業はサンタカタリーナ/ヌエボレオンの敷地内で始まり、8月中旬から敷地に近い高速道路などで目撃された]
 └[主に工場用地への出口と道路を作るための高速道路沿いの工事がまず進んでいる]
 政府による許可発行はまだ行われていないが、月内には許可証が発行され、起工式が行われるとみられる

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