Cruiseが最高安全責任者を指名へ
昨年10月の事故と事後対応で窮地に陥っているCruiseに関して動きがありました。
1月の報告書提出(法律事務所)を受けて、最高安全責任者(CSO)に自動運転x安全運転の専門家を指名しました。
システム改修や社内体制の構築を通じて事業再生を図っていくものとされますが、前任は留任とのことで社内での動きがどうなるかは注視必要です。
1;Cruiseが最高安全責任者を指名
Cruiseは昨年10月の事故を受けての事業再生/回復に向けてSteve Kenner氏を新設の[CSO;Chief Safety Officer]に任命。
Kenner氏は自動運転業界のベテランとされ、直近ではUBERの自動運転部門の安全対応セクションのヘッドを務めていた。それ以前はKodiak, Locomation, Auroraといった自動運転システム会社で経験を積んできた
CSO役職は社長/CAOのCraig Glidden氏に直接報告することになる。システム担当副社長(Kenner氏の前任安全管理責任者)であるRuise Chan氏は留任
Kenner氏は[Cruiseの安全管理システム/運営を監督し、取締役会と直接協力して働く]と述べている
2;事故後の対応
23/10の事故&爾後対応をめぐって24/01に法律事務所;Quinn Emanuelは195ページにわたる報告書を発表
報告書では最終的に[Cruise経営陣は事故後のメディア対応に終始し、規制当局やコミュニティ対応を軽視していた]と結論付けていた
事故&爾後対応を巡っては規制当局が挙って捜査対象としており、注目は非常に高い。実施しているのは[連邦政府;司法省/証券取引委員会/国家道路交通安全局][CA州;陸運局/公共事業委員会]
3;その他
Cruiseの株主であるGMは先般の決算説明会で[自動運転投資を10億ドル縮小する]と発表。先だって23/11には創業者のKyleVokt氏の後任としてGlidden氏を送り込んでいた
また、直近でもCruiseは従業員の24%をレイオフするなどで事業縮小を行っている
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