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Fiskerが更なるレイオフ実施、ついに命脈尽きるか…

窮地に陥っているEV専業のFiskerですが今週に更なるレイオフを実施し、従業員数も150名程度まで削減されたとのことです。
年初には転換社債の発行で一時的に息を吹き返しましたが、投資家からの要請に応じる形で組織収縮へ至りました。
OCEAN-SUVの引き渡しもできていないとされ、このまま破綻に至る可能性が高くなってきました

1;Fiskerによるレイオフが最終章に

 5/29にFiskerは全社会議を実施し、全社員への在宅勤務指示及びレイオフについて通知。出席者によると[従業員は次々と辞めていき、恐らく会社に残っているのは150人弱だろう]とのこと
 多くの従業員は出社して社内システムにアクセスできなくなり、1週間分賃金の退職金しか支給されなかったとで、LinkedINに多く投稿されている

 会議で経営陣は今回のレイオフを投資家/CROによる要請であると語り、Fisker氏の意図には反しているとのこと…問題となっている転換社債投資家の要請、Hights Capital MGT社とされ、同社は金融サービス大手;Susquehanna International Groupの関連会社であると
 -[当社が転換社債を発行して調達した大口投資家と、その投資家から派遣されたCROが更なる人員削減を望んでる]

 公式なコメントは出していないが、4月末にCA州雇用開発局に下記施策を通知…[運転資金の調達が不備に終わった場合、6/28に300人以上の従業員をレイオフする予定である]

2;その他

 同会議でFisker氏は[当社は素晴らしいモノを作っており、OCEAN-SUVを購入希望者に確り引き渡していく]と厳粛/決意に満ちた口調で語ったと。加えて、会社が息を吹き返したら解雇従業員を再雇用すると語ったともされる
 これまでに複数回レイオフを実施しており、四半期ごとの恒例イベントのようになっている…。24/02に15%の削減を発表、24/04及び24/05にもレイオフを断続的に行って企業の体を為していないともされる

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