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Volvoが双方向充電の事業化に本腰

Volvoが双方向充電の事業化に受けた新事業部門を立ち上げると発表しました。
EVを起点とする双方向充電の技術確立/事業実装を通じてEV普及を加速させ、電力事業も立ち上げる想定のようです。

1;VOLVOによる充電事業部門立上

 11/2にVolvoはVES(Volvocars Energy Solutions)という新事業部門の立上を発表、V2H/V2V/V2Gを含むあらゆる双方向充電などのエネルギー貯蔵/充電関連技術の開発&推進を目的とする
VES責任者は下記のようにコメント
‐[双方向充電により、EVバッテリーを追加のエネルギー供給源として使用できる。たとえば、自宅/電気機器/他のボルボEVに電力供給が可能に。]
-[次のステップは、スウェーデン全土でこの機能を有効にすることで、最終的には欧州全域での充電/貯蔵サービスが普及する基盤を構築する]
 Volvoは2030 年までに完全EVシフト&電気企業になることを目指しており、自社車両の総バッテリー容量は2025年までに50GWhに達すると予想。欧州での1日のドライブの消費電力は通常20kWh未満であり、十分な余剰バッテリー容量を得られ、双方向充電が可能に。

2;双方向充電について

 双方向充電はVW/Hyundai/Nissanに加えTeslaを含む様々なOEMが実証実験を実施。各社ともEVの余剰電力を互換性あるNWに戻すことを可能にする技術実装に向け、促進するハード/ソフトウェアを開発している。
 Volvoでは[EX90 SUV]が双方向充電機能&ソーラー発電貯蔵機能を備えた最初のタイプとなる
 同時に、Volvoはヨーテボリ(瑞)で地域Gridとの連結を行うV2Gパイロットプログラムを開始する予定。地域電力会社:Göteborg Energi Nät ABとの連携実証で、顧客宅に設置された低コストのACウォールボックスを介し、EVがGridに接続できるようになる(PJでは、手頃価格/アクセスしやすい技術が広く普及することを期待してACユニットを選択)

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