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Teslaがインド進出に関して政府と合意へ

Teslaがインド進出に関してインド政府と、製造拠点設置/輸入関税引下で合意したと報じられています。
インド国内での製造に先立って、まずは他拠点で製造されたEVをインドに輸入/普及させる方式で動くようです。
世界最大の人口を持つインドでのEV普及策、学ぶところが多いです。

1;Teslaのインド投資

 Teslaは長きにわたってインド進出に向けて政府と交渉を続けてきたが、今回工場建設/関税緩和等での合意に近づいているとのこと
 政府関係者によるとTeslaは24年からインドにEVを出荷し、25年には工場稼働が可能に
(工場計画)
 Teslaは工場建設/現地調達をインド政府と約束し、インド市場の切り開きに活路を見出した。工場はEV工場だけでなく、電池工場も含まれる可能性がある。
 -工場建設;20億USDを投資、2年以内に稼働開始へ
 -部品調達;インドのサプライヤーから150億USD相当の部品を購入
 インド政府は早期の工場建設を望むが、Teslaはまず輸入車で市場調査を行いたい意向
(輸入関税)
 11月初め、インド政府は輸入関税を引下げに関して特別協定を検討していると報じられる
 -現在の税率は[40,000USD以上;100%][40,000USD以下:70%]
 今回の協議が成立すれば完成EVの輸入にかかる関税は15%まで引き下げられる可能性がある。ちなみに、2022年にも協議を行っていたが、その際には合意に達せずインド参入計画の保留を決定していた

2;その他

 Teslaは21年にベンガルールに現地子会社を設立してEVの事業実証やマーケティングを行ってきた。
 22年にはインドで7種類のEVの承認を取得し、Tesla車のインドの道路(公道含む)で運転試験を実施

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