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Gogoroがインドで石油小売りと組んで事業拡大へ

台湾の電動スクーター&着脱交換式バッテリーを展開するGogoroがインドで石油小売大手と連携して事業拡大を行います。
今回石油小売り大手であるHPCLと提携、同社小売店舗にGogoroのステーションを展開して一気にインド市場のシェアを獲得しに動くようです。
インドでは電動スクーターが徐々に広がりつつあり、インフラ整備が重要な事業要素となっており、次世代の事業PFとしての事業成長を狙います。

1;Gogoroによるインド事業強化

 11月初旬、Gogoroはインドの石油小売り大手のHindustan Petroreum Co Ltd(HPCL)とバッテリー交換ステーション展開に係る協業覚書を締結。HPCLはインドで21,000以上の小売店網を持ち、Gogoroのステーションを導入する
 23年初めからGogoroはインドでUltra-Mega PJと題した15億USD規模の拡張計画を発表、今回の件はその一環として最大のものとなる
 インドは二輪が生活の足で世界最大の市場を持つ点、Gogoroに取って電動化シフトの最良の実験場となっている。また、Gogoroは険しいオフロード向け電動スクーターも発表しており、様々な道路環境が入り乱れるインドで実用化されれば一気に展開する可能性も

-HPCL;マーケティング担当ディレクターのコメント-
[HPCLとGogoroは、二輪向けバッテリー交換インフラ開発で提携、これにより安全/クリーン/便利なエコシステムをインドで実現可能となる]
[Gogoroはバッテリー交換/電動二輪の革新において世界的なリーダーシップを発揮、これまでの5億件近いバッテリー交換実績は当社での採用の後押しになっている]
-Gogoro創業者/CEOのコメント-
[インドは都市型交通電動化の初期段階にあり、バッテリー交換の普及は電動化に重要要素であることがますます明らかで、交換インフラの構築が極めて重要]
[HPCLとの提携を通じて、今後数年間でインド全土のHPCL小売店に数千のGogoroバッテリー交換ステーションを展開する予定]
[インドはスマートな電動モビリティを必要としており、Gogoroは事業会社だけでなく政府とも連携してEモビリティのインフラ整備を進める]

2;Gogoroの特徴

 2011年創業@台湾のGogoroは電動スクーターと交換/着脱式バッテリーを展開、スマートなデザイン/IoT接続性/ユーザーフレンドリーなUIUXで高い評価を受ける
 特にバッテリー交換インフラNWは電動モビリティの[航続距離][充電時間]といった諸課題の軽減に一役買っており、ユーザーは消耗バッテリーを完全充電バッテリーと迅速に交換でき、より便利で効率的な都市交通が促進される
 バッテリー交換PFを他メーカーにライセンス供与して都市x二輪の持続性担保に向けたエネルギーエコシステムを構築。大手メーカーでのGoGoro対応スクーターの開発や、一部ではGoGoroバッテリーを使用するEVも出始めている

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