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米連邦当局がWaymoロボタク調査対象を追加/強化

5月初めに開始されたNHTSAによるWaymoに対する予備調査について、対象事故を追加すると発表がありました。
ロボタクの衝突事故に絡むもので、調査は自動運転に係る障害物回避/静止物体認識などのSWの能力に係るものがメインとなるとのことです。
Waymoは本件についても全面協力を表明しており、早々の幕締めと事業化推進を進めたいところかと思われます。

https://static.nhtsa.gov/odi/inv/2024/INIM-PE24016-13047.pdf

1;NHTSAによる追加事故の公表

 5/24にNHTSAはWaymoの事故調査(安全性調査)に絡んで追加9件を対象にすると発表。Waymoに対しては捜査に関する一連の質問に6/11までの回答を要請
 瑕疵調査局(ODI)は下記のようにコメントを出し、自動運転制御への懸念を表明。事故の一部が歩行者の近くで発生したことにも懸念を出している
 -[ロボタク予期せぬ運転行動を示すことで、衝突/物的損害/傷害/リスクが高まる可能性がある]
 -[事故負傷者は把握していないが、有能なドライバーであれば避けるべき視認可能な物体との衝突も含まれる]

2;これまでの動き

 5月初めにODIはWaymoに係る22件の事故調査(予備評価)を開始。
 ロボタクが予期せぬ動きをして衝突、交通安全法違反の可能性がある22件に関するクレームを受けた対応。SW機能/静止物体との衝突回避能力/交通安全制御装置の検出&反応といった分野にわたっての調査
 Waymoは自発的に対象事故のいくつかを公開、公開しなかった事故もSNS(Reddit/YouTube/X)のフォーラムへの公開投稿を通じてNHTSAが発見。追加事件には、衝突事故(ゲート/駐車車両)や逆走行や工事現場への突入を言ったものが含まれる

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