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Teslaが充電事業チームメンバーの再雇用を加速

充電事業部門を閉鎖して様々な憶測や懸念がなされたTeslaですが、ここ2週間で再組織化を進めるべく解雇者の再雇用に動いています。
雇用数はまだ少ないですが、徐々に採用を進めておりMusk氏の5億ドル投資計画に合せた実装/実行部隊の再結集を狙っています。
結局のところ、部門閉鎖は他部署/関係者へ牽制行為だったことが徐々に明らかになってきました。

https://www.linkedin.com/in/georgebahadue

1;充電事業での再雇用が加速

 LinkedIN投稿/内部情報でTeslaが以前に解雇した充電事業メンバーの再雇用に2週間ほど前から積極的になっていることが明らかに。Teslaは解雇されたチームメンバーの一部を再雇用する予定で、過去数週間で12人ほどの再雇用が確認されている
 最近のLinkedIN投稿では用地開発/事業開発担当Sr.MGRだったGeorge Bahadue氏も2週間前に復帰、下記のようにコメント
 -[2週間前、私はTeslaでの事業開発/用地取得を率いていた以前の立場で戻るよう依頼され、受け入れた]
 -[自分と家族を放っておいた雇用主のもとに戻るのは、決して簡単な決断ではなかった]

 Bahadue氏は充電インフラが依然としてEV普及の障壁と認識し、Teslaに戻ることで対応/対処できると信じている
 -[私の心は、顧客/サイトホスト/EV充電関係者に加えて世界を変えるというTeslaの使命とともにある]
 -[充電はEV普及の大きな壁であり、やるべきことがたくさんある。長年にわたって我らは素晴らしいサイトホストとの関係を築いてきたし、再び協力できることは嬉しい限りだ]

2;Tesla充電事業部門で起きていたこと

 EV市場環境の激変の中でMusk氏曰く[弛緩しきった組織を筋肉化すべく]レイオフを実施、全部門に15-20%の解雇を要請した
 充電事業部門のHead;Rebecca Tinucci氏も最初の水準でのレイオフに対応したが、その後にMusk氏から倍以上の要求があり、さすがに拒絶/抵抗
 Musk氏はTinucci氏の解雇だけでなく充電事業部門の500人全員を解雇することにした。この後、Musk氏は他幹部に、[要求した人員削減を行わないと同じ事が起こる]と警告するメールを送り、見せしめともされた

3;その他

 Bahadue氏は復帰投稿の中でTinucci氏のコメントを引用、[私のかつての勇敢なリーダーの言葉が後押し]したとしている
 -[Teslaで働くのは、持続可能なエネルギーへの移行を加速することで、私たちの子供や孫の生活する未来と世界をより良くしたいと願っているから]
 -[その使命は、いかなることにも気を散らすことが許されないほど重要]
 Musk氏は先般のXへの投稿で2024年もSuperCharge事業に5億ドルの投資を表明している

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