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TeslaのV4チャージャー、3か国目は英国に

 Teslaが蘭/仏に続いて英国でV4スーパーチャージャーの設置計画が進んでることが地元紙の報道/当局への資料で明らかになりました。
 今度の場所は英国Swindon、ロンドン西部でブリストルとの間にある中規模都市。前回(蘭仏)と異なるのは定格350kWの充電能力と記載されている点で、現存V3の250kWを越える出力レベルでの充電能力提供になる可能性があります

1;本件概要

 Teslaは英Swindonのサイト計画書を当局に提出、そこでは350kWの[V4スーパーチャージャー]16台の設置計画が記載されており、同じく提出された参考画像ではディスプレイ/非接触型カードリーダーを備えたバージョンの新V4ディスペンサーも提示。
 蘭/仏に続いてのスーパーチャージャー設置ですが350kw対応は新しいトピック。特により高電圧のバッテリー対応するための増圧なのかは不明ながら、充電速度は若干高まりそう。 新V4スーパーチャージャーは蘭Verのユニット背面に記載されている [615A][1,000V]の情報を勘案すると将来時点で615kWまで高くなる可能性がある。もちろんそれには1,000Vの高出力充電器の設置が必要だが…

当局への提出資料の一部

 
V4スーパーチャージャー

2;V3→V4の変化点

[デザイン/サイズ]
 黒/白のV4ストールはV3より高く、閉じた状態で上部にケーブルが取付
[ケーブル長さ]
 V4ケーブルはVより長くなり、様々な場所の充電インレットに対応すべく約9.5-9.8Feet(2.9-3.0m)に
[電力出力(当初250kW)]
 V4ストールは、V3(250kW)より高い電力を供給し、高電圧バッテリーシステムをサポートする可能性。ストール/ディスペンサーの最大DC電流出力は最大615A/1,000Vで、理論的には615kWが実現可能
[充電規格]
 欧州&他地域でV4はCCS2充電規格と互換性があり、北米ではV4にNACS充電プラグとMagicDockが装備される可能性がある
[その他]
 V4には、非接触型銀クレカリーダーと小型ディスプレイが装備。Teslaメンバーシップが無くても使用/支払が可能

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