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UBER-Eatsが日本で自動配送ロボを活用したサービスを開始へ

UBERが三菱電機及びロボ振興のCartkenを連携して東京の一部地域で自動ロボを用いた自動配送事業を開始します。
4月以降の物流危機に対応するソリューションの一つとして開始するもので、UBER-Eatsでの知見を活かして三菱電機は本業での活用も検討する模様です。

1;UberEatsでのロボ活用

 2/22にUber-JPNは三菱電機/Cartkenと連携して東京の一部で自動運転ロボを活用した食品配送サービスを開始すると発表。UberEatsのアプリでの提供サービスでの展開で、対象地域/営業時間は追ってリリースが行われるとしている(開始は3月末)
 今回利用するのはCartken社のModel-Cと呼ばれる自律型歩道走行ロボで、深刻化する物流危機への対応も狙う。
 -配送能力;27lの断熱貨物箱を備え、時速8.5kmで移動する
 -配送基盤;カメラなどのセンサーと、環境を検出/認識/ナビするソフトウェアを搭載。必要に応じた安価く監視/誘導システムも並装する
 *遠隔操作はシステム訓練を受けた三菱電機の従業員が使用する予定

 三菱電機の先進アプリケーション所長は下記のように語ってロボ配送の可能性に言及した
 -[今回の取組が日本でのロボ配送の普及の起爆剤となることを期待している]
 -[将来的には、当社の強みである建物/工場のインフラとも連携し、自律型ロボットがさまざまな施設内で配送できるようになる]

2;今回の利用ロボット

 Cartkenが設計/AI技術搭載したデリバリーロボットを、三菱電機が日本仕様へ適合、これをUber Eatsアプリ上で展開。
 デリバリーロボは、高度なAIモデル/アルゴリズムを活用した物体検知/自律走行/遠隔操作機能を備える。三菱電機は日本仕様へ適合させ、道交法に定める遠隔操作型小型車として走行認可取得(走行で得られる映像では、個人特定できないようマスク処理)
 Uber Eatsがロボットデリバリーサービスを提供するのは、米国に続き世界で2カ国目となる

3;Cartkenとは

 2019年にGoogle出身のエンジニアが立ち上げた新興企業で、AI技術を駆使した歩道走行ロボットを開発。高い信頼性と技術的優位性を持つBtoBテクノロジープロバイダーとして国内外で高く評価される
 創業者はかつてGoogleが手掛けたBookbot(自動運転の6輪車両)の開発を行っていたエンジニアで、自動運転/ロボット工学/配達業務に関する深い専門知識を持つ
 Cartken製ロボは近距離の食品/食料品の配送や大学キャンパス内の食事配送などに使用。自動配送ロボは21/04から、マイアミでにフードデリバリーロボとして実用化されている

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