見出し画像

VWによる米国での廉価EV投入計画

VWが米国でのEV販売に関して35,000USD以下のEV投入を示唆、補助金適用ならば20,000USD台のEVが実現しそうな勢いです。
今後数年で中華系や日系を含めたEV投入が計画され、EV戦争が想定される北米市場ですが各社での市場戦略の違いには注目せねばです。

1;VWの北米EV投入計画

 VWの米法人CEOが自動車関連イベントで[35,000USD以下でEVを製造する計画]と発表し、3-4年で米国においてVWの手頃価格モデルが投入される可能性が。
 生産拠点は米国(テネシー州チャタヌーガ)/メキシコ(プエブラ)を検討しており、IRAに基づくLiB製造補助金も勘案して、LiB組立業務を現地化することも検討
 現状のインフレ勘案すると実勢価格は下がる可能性高く、補助金がまだあれば7,500USDの補助金が適用される
 新しいモデルのベース車両がID.3か次期PFかは不明だが、イベントで[米国市場向け計画の規模を縮小するつもりはない]とコメント。現在入手可能なエントリーレベル;VW-ID.4の米国における価格は38,995USD、諸々インセンティブなどを除くと40,000USDは超える

2;その他

 上記発言はReuter主催のAutomotive USA 2023 Conf(デトロイト)での発言で、同フォーラムにはNIOの米国CEOも同席しており、下記発言を行っている
 -[EVの北米展開前にインフラ構築する必要があり、あらゆる種類の提携を模索している]
 -[地政学/供給網などを始めとする要因で米国での自動車販売に係る状況は目まぐるしく変わっている]
 ちなみに、VWは以前に北米で現在/将来製造されるEV用の電池セルをカナダで製造する計画を発表していた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?