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「クライエントにとってのソーシャルワークとは何か」社会福祉のレポート作成の参考にどうぞ。

 これは社会福祉士を目指して社会福祉学を専攻していた際の課題「クライエントにとってのソーシャルワーク」についてまとめたレポートです。
 広く発信したいと考えnoteに投稿します。後半部分は有料です。(本文2477字)

✔上野谷加代子(2018).月間福祉.101,5,14-19.
✔岡本民夫・平塚良子(2004)ソーシャルワーカーの技能, ミネルヴァ書房, 203.
✔北島英治(2016).グローバルスタンダードにもとづくソーシャルワーク・プラクティス,ミネルヴァ書房,222.
✔ソーシャルワーク演習研究会(2018).学生・教員・実践者のためのソーシャルワーク演習,ミネルヴァ書房,218

参考文献

1.クライエントにとってのソーシャルとは何か

 上野谷はソーシャルワークをめぐる状況について、これからの社会福祉課題とその解決の方向性や方法を考える時に大きく影響する事柄として、「人口減少社会における超高齢社会」、「国際化、多文化共生社会」、「AI社会」、「都市への人口の異常な集中」、「経済格差」「社会的孤立」「ダイバーシティ(多様性)」等をあげている。

 さらに上野谷は「集団として、地域社会としての共感力、問題解決力や協力・協働する力を蓄積、強化していくためには、それらのことを常に専門的に受け止め、寄り添い、解決に導く存在」として、それこそが「“ソーシャルワーク”を専門とする職種である」と述べている(上野谷 2018:15)。

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