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手話通訳者全国統一試験受験までのながれ。

2023年12月の手話通訳者統一試験を受験予定です。
試験まで残り4ヶ月ちょっとのキセキ(軌跡と奇跡)をつづります。

7月某日、東京都手話通訳問題研究会主催の手話通訳者試験対策講演会に参加しました。参加費2,000円。
統一試験に関するあれこれ、過去問解説等々参加費以上の情報収集することができましたので備忘録メモ。

手話通訳者全国統一試験とは

手話通訳者全国統一試験の目的

厚生労働省による手話通訳者養成カリキュラムに対応して、各都道府県・政令指定都市で 開催されている手話通訳者養成課程の修了者に対し、全国統一試験を実施することにより、 各都道府県・政令指定都市において実施される手話通訳者の認定制度の統一化を図り、もっ て地域格差をなくすことを目的とします。

全国統一試験実施要綱より

✔手話通訳者全国統一試験とは、全国統一試験の主催は全国手話研修センターであり、都道府県、政令指定都市などで実施される試験のことです。

✔東京都と大阪府以外の45道府県で県レベルの登録試験として実施されます。

✔手話通訳者全国統一試験の合格者をその自治体の登録手話通訳者とします。

⚠資格試験ではなく登録試験であるということ。
つまり、試験の受験対象者(下記のいずれかに該当する人)ではないと受けられない試験です。

受験対象者
1.手話通訳者養成課程修了者
2.手話通訳者養成課程修了者と同等の知識及び技術を有する者

手話通訳者全国統一試験の手引きより

手話通訳者全国統一試験までの流れ

✔試験の申し込み・実施については、個人申込となり、登録を希望する区市の窓口に受験申し込みをします。

✔試験に合格すれば、その区市の登録手話通訳者になることが原則です。

✔2023年12月実施の手話通訳者全国統一試験の申し込み期間は、8月19日〜9月29日となります。

✔受験票送付は11月4日〜10日となります。

手話通訳者全国統一試験の内容

試験は筆記試験100分と実技試験(1問)の構成です。

1.筆記試験の内容

(1)手話通訳者に必要な基礎知識
講義編:聴覚障害の基礎知識、手話の基礎知識、聴覚障害者の生活、障害者福祉の基礎、 聴覚障害者活動と聴覚障害者福祉制度、ボランティア活動、手話通訳の心構え、 障害者福祉概論、ソーシャルワーク概論、手話通訳の理念と仕事I・II、 ことばの仕組み、手話通訳者登録制度の概要、手話通訳者の健康管理
実技編:全ての内容(「コラム」「学習の手助け」「ミニ情報」を含みます)

(2)国 語 手話通訳に必要な国語についての基礎知識や総合的な国語力の範囲
1 発音の仕方、音の区別、アクセント等
2 単語(言葉の意味、類義語、同音異義語、和語、漢語、外来語、新語、慣用句等) 3 文法(品詞、文の構造等)
4 文字(漢字、仮名遣い、表記法等)
5 表現法(敬語の使い方、諸種の文章の書き方等)
6 文章読解(やや長文の論理的な読解・要約等)
7 簡単な文学史

手話通訳者全国統一試験の手引きより

✔手話通訳者に必要な知識は厚労省手話奉仕員及び手話通訳者養成カリキュラムの範囲

2.実技試験の内容

場面通訳試験(場面における聞き取り及び読み取り通訳) 1 問 ろう者ときこえる人の会話場面が映像で約4分間流れます。ろう者ときこえる人の会話場面を通 訳して下さい。出題内容は、相談、医療、労働、文化活動等に関する問題とします。 通訳内容はビデオカメラで収録し、採点評価します。

手話通訳者全国統一試験の手引きより


⚠2022年度より試験科目の変更がありました。
✔2020(令和2)年度より実技試験の「手話の要約」試験科目が削除されています。
✔2020(令和2)年度から現在の構成になっています。
・筆記試験(手話通訳者に必要な基礎知識、国語)
・実技試験(場面通訳)

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