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「優しい雨」(平成5年 1993) 鈴木祥子

*この記事は2019年12月に書いたものです。

 昭和の曲じゃなくて申し訳ないのですが、今回、「優しい雨」をレビューします。

 この曲は、作詞が小泉今日子で、作曲が鈴木祥子です。小泉今日子と緒方直人主演のTBSのドラマ「愛するということ」の主題歌になっています。小泉今日子のシングルでは、「あなたに会えてよかった」に次ぐ大ヒット作になりました。
 でも、このドラマ、たぶん、私は観てないような気がします。というのは、この「優しい雨」が、平成13(2001)年放映の小泉今日子主演のTBSドラマ「恋を何年休んでますか」の主題歌だとずっと思い込んでいたものですから。

 シングル盤では32作目、キョンキョンが作詞した曲では6作目の曲です。ドラマの主題歌では、もちろん、キョンキョンが歌っていますし、それはそれで好きなのですが、アップした動画の鈴木祥子のカバーが素晴らしいからであります。

 さて、作詞家キョンキョンとしても称賛されているこの曲ですが、私もツボるところがあって好きで唄います。でも、女性がカラオケの場にいらっしゃるときには、一応、リクエストします。この曲は。キーをそれとはなしに合わせて唄えるのですが、やっぱり、女性の歌声で聴きたい、と、この曲ではなぜか思います。

♪こんなに普通の毎日の中で 出会ってしまった二人

♪はじまってしまったから…

 この歌詞がリフされます。

 本当は「始めてしまった」が、妥当な歌詞なのですが、「こんなに普通の…」の歌詞にある通り、二人は運命的な出会いをしている(でも、かなりストーカーまがいで今見ると、ビックリしてしまいます 笑)ので、それを受けて「はじまってしまった」と言っているのだろうと思います。そして、その言い回しが、他人のせい、運命のせいにしている他人事ではなく、“控えめな能動込み込み” の可愛いらしい言い回しに感じてしまうので、聴き手は嫌な感じがしません(これは、人によるかもしれませんね)。
 そして、二番のサビ、

♪運命だなんて口にするのなら 抱きしめて連れ去ってよ

 で、完全にKOされてしまいます(笑)

 本当は、この曲のレビューで本編を終わりにして、次の曲のレビューを“おまけ”として完結させるつもりでいましたが、存続のリクエストもいただきましたので、更新はだいぶ間が空くかもしれませんが、連載中にしておきたいと思っています。

♪「優しい雨」(平成5年 1993) 鈴木祥子
 作詞:小泉今日子 作曲:鈴木祥子
https://www.youtube.com/watch?v=hnmDgrXvCEw

♪「優しい雨」小泉今日子 (MV)
https://www.youtube.com/watch?v=LbtXSHfjdNA

キョンキョンかわゆいなあ…