片桐涼花

文系博士課程院生+NPO法人非常勤職員=フリーター 教員に「あと5,6年うだつはあがら…

片桐涼花

文系博士課程院生+NPO法人非常勤職員=フリーター 教員に「あと5,6年うだつはあがらないんじゃない?」と言われるような院生。 万事そんな感じで生きてる。 ゲームと音楽と犬で人生は満ちているので幸せ。

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  • もやもや郵便局~イタいまま、でも生きてます。

    • 12本

    院生2人が「イタいまま、痛いまま、居たいまま」、日々疑問に思ったことを「往復書簡」という形でつづります。 モヤモヤする…イタいままじゃだめなのかな…暇だな… 漂う人たちのお休みどころとしてご利用ください。 毎週のんびり更新予定。

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片桐涼花といいます

こんばんは。片桐涼花です。 すでに書いたものがあったりで順番前後していますが、自己紹介をしたいと思います。 今の所属:関東の大学院博士課程/若者支援NPOの非常勤職員 研究領域は人文学系です。NPOは今年2年目の新人/若手です。 全然褒めらた院生ではなく、アカデミックにぶらぶらとしがみついているような院生生活を送っています。ほとんどフリーターみたいなもんです。 Q.大学院博士課程ってなに?? A.博士論文を書かないと出れない監獄。  しかし出たとしても仕事が必ずしもあるわ

    • 8月特急便~フジロックの話

      To マシュウさん すみません、もう8月になってしまいました。夏、あっという間。 ここのところ何をしていたかというと、いろいろあってフジロックに行ってきました。 ここまでの話と脈略はないのですが、今回は少しだけフジロックの話をしたいと思います。 フジロックは野外音楽フェスで、三日間を通して様々なアーティスト、特に海外の著名アーティストが参加するのが特徴的でしょう。(私は邦楽しか聴かないので日本のアーティストしかまわりませんでしたが。)今年は“ふつう”のフジロック、アルコール

      • 7月第1便「関わりを諦めないこと」

        Toマシュウさん めっちゃ暑い。それに尽きる7月です。「もやもや郵便局」も3ヶ月目になり、だんだんペースにも慣れてきました。はてさて今月のテーマはどうしましょうか。うーん、悩みますね。  といいつつ、いったん、「関わりを諦めないこと」にしてみます。  若者支援の現場での出来事がベースになっている話です。とあるゲームが居場所で流行していてみんなで遊んでいるのですが、そこで特定の利用者のプレイスタイルが荒かったり、負けたときに不機嫌になったりしてまうことに対して、周囲の利用者

        • 6月最終便:言語化とちょっと距離をとる

          Toマシュウさん  1週間と1日空いてしまい、7月になってしまいました。(そして第2便を往復書簡に紐づけて公開できていなかったようです。)もう6月も終わってしまい、あっという間に夏ですね。 さて、最終便ですから、すこし振り返りつつ書いていきたいと思います。と言いつつ、ざっくりと今月は「言語化」の話をしていましたね。 そしてそれはちょっと暴力的というか、“カチコチ”しているものだというのが、お互いの認識だったように思います。その対症療法として、効率化を求めない姿勢、すきまに宿

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          6月第2便:「言語化」と若者支援の現場

          Toマシュウさん  関東も梅雨入り宣言があり、6月も本番という感じですね。大学に行く日にかぎって雨が降っていて毎週憂鬱です。雨自体は嫌いじゃないんですが、そういう日はおうちでゆっくり本を読んだり、お掃除をしたり、お風呂に浸かっていたい気持ちになります。  さて、先週のお手紙で、 【言語化できないとき、必要でないときもある。大切なのは、それを埋め人とつながる表現である「すきまのコミュニケーション」を持つことなのでは?】 という投げかけをいただきました。「言語化」と「すき

          6月第2便:「言語化」と若者支援の現場

          ポケモンSV~【英雄譚から冒険譚へ】①ポケモンを通した社会への関わりの変化

          ポケットモンスタースカーレット&ヴァイオレットの発売からしばらく経った。発売後すぐプレイしてその時に考えていたことをこれを機にゆるくまとめてみたいと思う。既に力の入ったストーリー考察や紹介は数多なされているので、このnoteでは教育っぽい視点で要点をまとめます。 ネタバレはなるべく避けますがなにかしら含まれる可能性があるので、完璧に避けたい方はバックしてください。また雑感の域を出ないので、精緻な考察や確実性のあるデータなどは出てきません。 ①ポケモンを通した社会への関わりの

          ポケモンSV~【英雄譚から冒険譚へ】①ポケモンを通した社会への関わりの変化

          4月6日生まれの人

          「4月6日生まれだから、いつも学年が変わった時に誕生日がクラスメイトに祝われない。」  ラジオから流れてきたお悩み相談だった。彼女は長野県に住んでいて、この4月で高校生になるそうだ。私はめちゃくちゃどうでもいい悩みだなと思った。死ぬほどどうでもいい。友達はさておき、クラスメイトくらいの距離感の奴から祝われたかどうかって、少なくとも翌月には忘れてるよ。  けれど、もしかしたら本人にとっては重大な問題なのかもしれない。振り返ると、自分が中高生のとき、大人が自分の悩みや考えごと

          4月6日生まれの人

          5月第3便:「強さ」が必要ない社会をのぞんで

          Toマシュウさん  お返事ありがとうございます。こうやって書いたものに返事があるというのは嬉しいことですね。またお返事したいと思います。 【一般的な「強い」あり方に近づかなければならない重責を背負ったような気になってしまう】  すごくよくわかる気がします。なんでかわからないんですが、重責としか言えないような感覚がありますよね。前回は望んで「強くなる」ことについて話していたのですが、そもそも「強くなきゃいけない感じ」というのが、社会からのプレッシャーとしてあるように思います

          5月第3便:「強さ」が必要ない社会をのぞんで

          5月第1便:「強くなること」について

          Toマシュウ  はじめまして。片桐涼花といいます。マシュウさんからお誘いいただいて、往復書簡に参加させていただくことになりました。色々なことをゆるゆると書けたらと思っています。  読んでいるかたに少しだけ自己紹介をすると、私の属性は大学院博士課程に在籍している院生であり、若者支援の現場で働く非常勤職員です。大学院博士課程というのは、大学の学部(4年)→大学院修士課程(2年)→大学院博士課程(3年〜)という大学のシステムの1つです。ボーっとしていたら流れつきました。どうしよ

          5月第1便:「強くなること」について