国際写真賞の受賞
みなさんこんにちは、高田です。
今日はコンテスト受賞についてのお話です。
わかりやすくお伝えしたいところですが、写真の道を志す方のためにも具体的にご説明します。
そして最後には心の声も書いておきました。
いつも応援していただいているみなさま。
必ず最後まで読んでください^^
まずエントリーをしたコンテストはIPA(International Photography Awards)。
世界最大の写真コンテストであり、僕も把握できないくらい数多くの部門で作品が競われます。
本年度は世界120カ国から1万3000点が応募されました。
続いて受賞の形態は『Honorable Mention』。
つまり『佳作』です。
『佳作』というのは『入選の次に優れた作品』みたいな感じですね。
この『佳作』を二点いただきました。
一点目はこちら
表彰状がこちら
二点目はこちら
表彰状がこちら
一点目の RECITAL(独唱)は Fine Art(現代アート)/ Landscape(風景)部門 での受賞。
二点目の CHORUS(合唱)は Nature(自然) / Landscape(風景)部門 での受賞です。
■ 受賞作品の一覧はこちらから
※ Honorable Mention 『Pro』を選択。
※ Professional:Nature,Landscape と表記されます。
※ 膨大な量なのでお時間ある時にどうぞ。
各部門ごとに三点ずつ『入選』し、その『入選』に次ぐ『佳作』はそれなりの受賞数になりますので、本来は喜んでいる場合ではないのですが。
いかんせんこれまでフォトコンテストに興味を示さなかった僕がはじめて国際的なコンテストで受賞したという喜び。
それが世界最大の賞レースである喜び。
そしてエントリーした二点が共に佳作となった喜び。
さらにはみなさんご存知の通り、始まりの地であるスペインの作品である喜び。
これはもう嬉しいわけです。
今日は割愛しますが『写真で生計を立てる』と『コンテストで受賞する』がどうしても結びつかなかったので、写真を始めてかなり初期の段階からコンテストへの応募は控えていました。
ですが、僕がとてもお世話になっている写真業界の重鎮の方の「そろそろコンテストで受賞しておいた方がいい」というアドバイスを受けて唯一エントリーした二点が『佳作』となりました。
通常、コンテストというのは『審査員の方の好み』『過去の受賞作品』などを調べあげて、それらの情報と『その年のテーマ』『その時代の流行』から逆算して、戦略的に勝ちにいくものです。
ただ、コンテストのために写真を撮ることに楽しみを見出せない僕はその作業を省いて自分が思う渾身の二点を応募しました。
受賞までにはこのような背景があったわけですね。
写真家を志して以降、一つずつ夢を叶えてきました。
■ 現代アートとして額装作品を販売すること
■ オリジナルカレンダーを販売すること
■ 企業カレンダーに名前を載せてもらうこと
■ 天下のアマナイメージズで作品を販売すること
■ 個展を開催すること
■ 写真業界の主要な協会に入ること
■ カメラメーカーにプロとして認められること
■ 写真教室の先生として一人でも多くの方に写真の楽しさをお伝えすること
そして
国際的なコンテストで受賞すること
写真家を名乗る以上、夢の一つに入っていましたが、こんなに早く実現するとは思いませんでした。
また一つ夢が叶いました^^
最後に。
受賞の瞬間をその場に居合わせた両親と共有しました。
仕事が忙しく、なかなか会えず、そんな両親と最高の環境で一緒にお酒を飲んでいる時に通知が来ました。
一人なら泣くことはなかったと思いますが、どんな賞でどんな価値があるのかという説明している途中、思わず男泣きしてしまいました。
描いた夢が叶う瞬間を一緒になって喜んでくれる人がいるという幸せを心の底から感じました。
とにかく。
自分は幸せ者なんだと思いました。
過去に色々なことがあって
写真家になれなければ死んでもいいと本気で思っていましたが
自分を育ててくれた二人に大きな報告ができたことで
これまでの全てが報われたような気がしました。
そして、この記事を書きながら思うことがもう一つ。
それはみなさんとも喜びを共有できること。
今まさにこの気持ちを伝えられているだけで僕はとても幸せです。
こんな僕のことを応援してくれる人が本当に増えてきました。
いつもいただける温かい言葉たちと、具体的に色々と応援してくださる方々への感謝の気持ちで溢れています。
ずーっと走り抜けてきて、ふと疲れたと思う瞬間。
その時に湧き出てくるのは「応援してくれている人たちの気持ちを裏切りたくない」という想いです。
いつも本当にありがとうございます。
このところ、ネガティブな事件が連発していました。
ストーカーがいよいよ自宅に現れて警察沙汰になったり
すぐ近くの解体工事のためにずっと睡眠不足だったり
信頼していた生徒さんのグループに裏切られたり
寝不足になりながら、人間不信にもなりながら、大きくパフォーマンスが下がっていることも承知の上で、その日できることを一つ一つ重ねていました。
それでも続いていく人生を少しでも前に進めるため。
自分が決めた夢を叶えるためです。
楽しく生きるがモットーですが
時に逆風が重ねて吹いた時
その風に逆らわずに休むことや
戻ってしまうこともいいけども
歯を食いしばって未来へ進めばきっといいことがある。
そんな得難い体験をしたように感じています。
次なる夢は蓄え続けてきた力を発表するための写真集であり
その次は誰も見たことのないようなギャラリーを構えること。
これまで通り必ず実現します。
さて。
どこかに羽ばたいてしまったコンテストの話をこの場に連れ戻しましょう。笑
『佳作』という選ばれ方。
まさに僕の現在地を表しているように感じています。
いきなり金賞じゃなくてよかったです。
次は入選を。
その次は金賞を狙います。
そしてそれが世界で一番の写真家である証明です。
これからも写真家 高田をよろしくお願いします。