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北海道旅⑬〜トラピスト修道院とど根性スーツケース〜

9泊10日の楽しい北海道旅もいよいよ最終日。

最後は『いさりび鉄道』にコトコト揺られて
終着点の『木古内』駅まで向かいます。

と、その前に『渡島当別』駅で途中下車。

『トラピスト修道院』という、男子修道院の道が美しく、観光名所になっているそうなので、そこを目指します。

最終日あるあるとして、手荷物が多いということ。

私は車がないので、リュックにスーツケースと重装備。

通常はだいたいエコバッグに必要なものだけいれて、あとはホテルかコインロッカーに行くんですが、この駅コインロッカーも、手荷物預かり所もないんです。

観光名所だからといって、そういうものがあると思うと痛い目を見ます。

「まぁ、歩けなくはないだろう」

と、スーツケースを引きずりながら目指しました。

この謎の自信は、かつて瀬戸内海の山道をスーツケースで登った経験から。
あれに比べたら‥‥と、謎の比較をしつつ歩いていきます。

この駅は海が近く、道路を歩いていると塩の香りが心地良い。

踏切が見えて来て、そこを渡って坂道へ。

はい、来ました坂道。

登れないことはないです。

しばらく歩くと、美しい景色が見えて来ました。

美しいけど、どう見ても、坂の傾斜がヤバい。

スーツケースをこの場に置き去りにしたい気持ちになってくる‥‥。

観光名所だからそろそろコインロッカーくらいあるだろう。
という考えは甘い。

まったくそんなものはない!

最後は根性ですね。
根性で汗だくになりながら急坂を登りました。

観光客の方達が、修道院より私を見てざわつくレベルです。

修道院にたどり着いた時には、達成感があり、この景色が特別なものに見えました。

そして帰りは、荷物が下り坂に引っ張られながら降りて、名物のソフトクリームで大量を回復。

往復1時間くらいでしょうか。

そこからまた鉄道に乗って終点へ。

『木古内』は道の駅があり、塩パンが有名だそうです。
私はご当地ものが欲しいなと思って、地元野菜を買いました。

ジャガイモとにんじん(重い)

美味しいけれど、スーツケースが激重になるので、電車旅の人にはオススメしません。

そこから少し歩くと『みそぎの浜』という、海に建てられた鳥居があります。

ここは素敵な撮影スポット。

最後に北海道の海を見て、いよいよ旅も終わりの時を迎えます。

新幹線に乗り込んで、塩パンを食べながら色々なことを思い出しました。

今回の旅で20人くらいの人と知り合いになったと思います。
そんな人との出会いも旅の醍醐味。

それについては、また機会があったらお話ししましょう。

また来るよ、北海道!

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