2020を振り返る
先日ある講師が [振り返りの方法] について特集していた。
一年を振り返る時、[大変だったけどなんとか頑張れた〜]とかでもいいのだけれど、せっかくなら [切り口]を決めて振り返りをするといいらしい。テーマはなんでもいい。
とりあえず自分の思う、大切な4つのポイントを切り口に振り返ってみる。
【継続できたこと】
①ミーニングノート・・・1日の中で出来たこと、発見した気づきを３つ書いて振り返るノートのこと。5月から今8ヶ月ほど継続している。きっかけは友達が送ってくれたノートだった。友達がそれを始めたきっかけは本だったらしいが、継続できたのは、友達が書いてくれた説明書きが本当に心がこもった物だったこと。やってみていいなと思ったのは、毎日有意義な時間を過ごそうと思うようになったこと、普通に生活していると気づかないことまで意識できること、それらを忘れないこと。
①ダイエット・・・"継続すること"自体、大の苦手だったが、コロナ期間中に3ヶ月で-5kgのダイエットに成功した。主な内容は週末のランニングと筋トレ、食事制限だった。なぜできたかというと、あるきっかけがほしかったこと、ずっとやりたかったショートヘアを目標にしたこと(笑)、自信を持ちたかったこと。あとは友達に宣言したことが大きな力になったと思う。ランニング中に見る夕陽もすごく綺麗で、好きな音楽を聞くことも楽しみにしていた。あとは、「3日坊主も１０回やれば1ヶ月」という言葉を、業界の偉い人が言っていたのを聞いたのが大きかった。一回やめたからダメではなく、また始めればいい。というマインドが逆に継続の糧になった。
【できるようになったこと】
①メイクが少し上手くなった・・・もともとめんどくさがりなところがあり無頓着だったが、調べてみると本当に奥が深いんだと知った。ちゃんと勉強してみよう、と思ったきっかけは、水野敬也さんの「運命の恋をかなえるスタンダール」という本を読んだことだったと思う。ストーリーもかなり面白いうので自己啓発本っぽくないところがとても好きだった。主人公と一緒に自分も楽しく成長しようと思えた一冊だった。
②ギターで弾ける曲が増えた・・・写真に続く新しい趣味として始めたギター。去年はコードでジャカジャカ弾ける程度だったが、今年は部分的だけどTAB譜で弾いたり、アクセントをつけて弾いたりできるようになって、在宅期間中の息抜きとしても大活躍だった。特に人前で発表したり具体的な目標があるわけではないが、弾けると人生が豊かになるものの一つだと思う。これからもゆるりと続ける。
【人生が豊かになったなと思うこと】
①初めて舞台をみた・・・きっかけは、有給をとって人と過ごす予定だった予定がなくなり、一人でできるやりたいことを考えたことだった。新しく何かを初めてみたい時、一人だと気兼ねなく始められる。劇団四季のアラジンをみたが、最後の絨毯のシーンは本当に魔法の世界みている気分で、主役のジーニーも、役者さんの演技が小さな仕草一つ一つからだんだんキャラクター像が掴めてきて、愛着が湧き、とても感情移入してしまった。最後、役者さん全員で挨拶をしているところは、言葉は一つも発していなかったけど、個人的には一番印象に残っている。
②趣味の友達が増えた・・・一人のカメラ友達からたくさんの輪が広がった一年だった。去年出会った友達とも変わらず遊べていることにも感謝している。一人では体験できないような思い出がたくさんできた。「人生の中で入れ替わりながらその時を一緒に楽しむのが友達」と、何かの本で見たけど、一生関わり続ける友達の方が少ないから、"一緒に今を全力で楽しむこと"を忘れないようにしたい。
③映画や本を多く見るようになったこと・・・今年は家で過ごすことが増えて、NETFLIXを登録した。映画熱に火がついたのは、ジブリ作品の映画館上映だった。そこからミッドナイト・スワンや罪の声など、去年より多くの映画を映画館でみた。特に、ミッドナイト・スワンを見た時、小説原作の映画だと知り、世の中にはこんなに素敵な作品が埋もれているのに自分はほんの一部しか知らないんだと思った。それから人のおすすめの映画や本をたくさん観たり読んだりした。人がいいというものは自分もいいと思う確率が高くて面白かった。中でも思い出深いのは、ゲド戦記、本日はお日柄もよく、四月になれば彼女は、サロメ、クィア・アイ、最高の人生の見つけ方。
④アニメが好きになったこと・・・鬼滅の刃、ヴァイオレット・エヴァーガーデンなど、アニメ好きではない自分の耳にも、アニメの話題が度々登場するようになった。約束のネバーランドとキングダムの２つだけ、好きなアニメとしてインプットされていたのだが、ヴァイオレット・エヴァーガーデンを始め、鬼滅の刃、 BANANA FISH、僕のヒーローアカデミアなど、面白い作品にたくさん出会えた。なんだかとても楽しかった。
⑤地元にいる高校の友達と今しかできない思い出をたくさん作った・・・今までは会うことを前提に友達と予定を立てることが多かったが、リモートでできる最大限の遊びを２人で楽しんだ。一緒に買い物に行って、同じ料理を作って、一緒にお酒を飲んで、寝る。3月から月一でやった。気軽に会える世の中だと絶対にやらなかったような遊び方をして、以前よりぐっと仲良くなった。
⑤K-POPの文化を知ったこと・・・今年一番くらいの衝撃だったと思う。あるK-POPのアーティストのデビューを追いかけた。これまで何かに熱中する気持ちが薄かったのだが、これをきっかけに"ファン"の気持ちが自分ごととして理解できるようになった。アーティストが仕掛けるいろいろなコンテンツに夢中になったり、パワーをもらったり、感動をもらったり、彼らから考え方を学んだり、たくさんの影響を受けた。「人生が豊かになった」という言葉を一番表現する体験だった。また、韓国のクリエイティブの凄さに畏れるほど感動した。今までみてきたものの中で一番のエンターテインメントだった。
【嬉しかったこと、印象深かったこと】
①専門学校の友達と一緒に仕事ができた・・・専門学校の同期の中では、もう個人の仕事をしている人がちらほらいて、その子たちのお手伝いという形で仕事をいくつか一緒にできた。卒業するとき、いつか一緒に仕事ができたらいいなと淡い期待を持っていた。小さな一歩かもしれないけどこういう形で実現したことが素直に嬉しかった。親しい仲間だからこそ、仕事ができる関係性を大事にしていきたい。
②中学の友達の演奏会のポスターを作った・・・違う道へ進んだ中学の友達に、演奏会で使うチラシのデザインを頼まれた。夢に向かって頑張っている友達の力になれたこと、少し誇らしかった。また、もらったフィードバックが、デザインに関する気づきに繋がり、とてもいい経験になった。
③仕事がデザイン雑誌に掲載された・・・仕事を初めて３年目、一番自己評価が100点に近い仕事が、デザイン雑誌に掲載される運びになった。ディレクターと一緒に、企画やコンセプトなど一緒に作り上げた大切なサイトだったからとても嬉しかった。デザインに対しての自信が一向に持てなかった中、少し自信がついた貴重な機会だった。
④uniposを通して、会社の人との関係性が少し変わった・・・今年始まったサービスだが、社員同士で感謝を伝え合うという素敵な文化だ。最初は業務外のことを...と思っていたが、自分の行動が他者にとってどう影響しているのかが分かったり、上司の考えを誤解していたと気付いたり、人柄を知れたり、どこか機会的に接していた人たちに、いい意味で興味を持つようになったと思う。
【◎やりたかったことができた！と思うこと】
①ビジュアル制作を始めた/写真集を作った・・・ずっとぼんやりとだが、趣味の写真とデザインを活かして何かしたいなと思っていた。自粛中、新たに写真を撮りに行きづらくなり、仕事でも大切にしている「感動を色濃く長く残す」を形にしてみたかった。方法はなんでもよかったので、"[写真＋動画]で一回の撮影の思い出を動画にまとめる"ことと、[写真＋グラフィックデザイン]で"写真をさらに魅力的にするビジュアルをつくる”をやってみた。カメラ友達はたくさんいるけど、みんな人としても写真家としてもとても素敵で、刺激をたくさんもらっていたので、自分も得意なことで何か返したいと思った。自分にしかできない素敵なことを作りたかったのかもしれない。
②勉強したことが仕事に活かせた・・・詳しくは書けないけど、自粛期間中に取り組んだ、やってみたいと思っていた技術を使ったデザインを仕事に活かすことができた。小さな小さな成功体験だったけど、自信につながった。
【総評】
得たものはかなり多い一年だったが、かなり環境に恵まれていたとも言える。誰かのご縁が導いてくれたものが多かった。つまり、周りに反応して動いていた。全く悪くないし、自分が人を見て学習するタイプだと思うのでそれはそれで続ける。ただ、自分発進のものも今年は増やしたい。自分がやりたいことやテーマを軸にして動き、たまに人から吸収する。いいものを自分で見つけた喜びも体験したい！
また、新しいものを知って、視野が広がった感じがした。K-POPも小説もメイクもアニメも、今まで知らなかった分野に興味を持つと、こんなに知らなかったことがあったのかと驚いた。来年はもっともっと教養を身につけて、人生を豊かにしていきたい。
考え方のタネをたくさん見つけた気がする。ミーニングノートに、嫌なことがあったときの考え方や、マインドについての気づきなどをたくさん書き込んだ。やりたいことも書いた。一つの習慣になりつつあるので来年も続けていきたい。来年はこれより少しゆるめのマイブック(小説型の日記)も始める予定だ。
これで振り返りは終わり。来年やりたいこともカレンダーの裏に書き出した。全部で30個くらいあるけど、どれくらいできるかな。
今年たくさんいただいたご縁とチャンスの機会に感謝して、2020年を締めくくる。また来年！
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