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スローライフ  小満~末候 『麦秋至(むぎのときいたる)』 




末候『麦秋至る』

むぎのときいたる(新暦では5月31日~6月4日ごろ)



麦畑、ドライブに出かけて、走っても走っても金色の麦畑が続いているところがありました。

私の家のまわりはみずみずしい新緑におおわれています。
深呼吸すると、その緑の葉っぱからさわやかな新鮮な空気が体にはいってくるように感じます。

だけど、この実りの時期を迎えた麦たちを見ると豊かな重みを感じる空気が体に入ってくる気がします。

風景と一緒に私の体も呼吸しているように感じるのが面白いなと思います。



代搔き



朝の田んぼ

田んぼには水が張られました。

私の大好きな季節です。

たんぼ

夜は蛙の合唱がなんだか歌声というより、大声大会になっているようです。
一人暮らしをしている私にとっては、なんだか賑やかで、かえって落ち着く感じです。


田んぼ

朝、起きると、朝日が差し始めた空が田んぼにも写っていて、息をのんでしまう美しさで、忙しいはずの朝の時間がゆったりモードに変わってしまいます。

田んぼにはいろんな鳥がやってきます。
昨日は空を飛ぶ鳥が一羽いました。ところが、その鳥とそっくりな鳥がたんぼを泳いでいるではありませんか。そう、田んぼに写っている鳥。そんな景色に心和ませてもらっています。


代搔き

水が引かれた田んぼに、機械で耕して混ぜて泥状にしていきます。
田植えの準備ですね。
土を柔らかくして稲を植え付けやすくするだけでなく、平にしながら、雑草が生えないようにしていくそうです。

私は見て楽しませてもらっていますが、農家の方のご努力には頭が下がります。


旬の野菜

いんげん


いんげん

5月末から8月くらいがインゲンの旬です。

和え物、炒め物、天ぷら、スープなど手軽に幅広く使えて重宝する野菜です。

活性酸素を消去するβ-カロテンを多く含み、夏の緑黄色野菜におすすめです。
β-カロテンは、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を保護してくれます。
それで、日焼けなどが原因の皮膚のダメージ予防も期待できます。
強い日差しでメラニン色素や体内の活性酸素が増えやすい夏にぴったりです。

 エネルギー代謝に関わるアミノ酸の一種であるアスパラギン酸や、糖質代謝に関わるビタミンB1が含まれているため、疲労回復に効果的なんですね。
これからの季節、いつも食べたい野菜です。

おもしろいことに、『いんげんまめ』は生でも食べられます。
でも、『さやいんげん』はゆでて食べなければ、お腹をこわすそうです。
みなさんもどうぞお気を付けください。
と、言いながらも、私は『いんげんまめ』と『さやいんげん』の違いが今一つわかりません。
だから、どちらにしても、火を通して食べようと思います。


 

鳥に出会う


かも

朝起きて、田んぼと空を見るのが私の楽しみ。
やっぱり田んぼはわたしを待っていてくれました。
今日はカモの夫婦が田んぼに遊びに来てくれ、私に「おはよう」って挨拶してくれたんですよ。


2羽のカモは、田んぼに水が入った途端やってきて、しきりに首を水の中に突っ込んで、何かご馳走を食べています。
きっとミミズでしょう。たぶんね。


かも



しばらく、田んぼで食事をしてから、私のお腹がグーッとなる頃、仲よく飛び立っていきました。
私も早く飛び立たなきゃ、また、田んぼを見て時間を取られてしまいました。



旬の花  ゆり


ゆり
ゆり
ゆり

百合の花、と言っても種類が多く、家から職場の保育園に行くまで(10分)ですが、3種類のユリの花に出会いました。

ユリの花言葉は、「純粋」「無垢」「威厳」です。
これらの花言葉は、ユリの花が放つ清潔感や高貴な印象があります。

その昔、私がまだお姉さんの頃、「花にたとえるならあなたはユリね」と言われたことがあります。
私は花にたとえられたこと自体驚きだったので、そのことに衝撃を受けて、今でも覚えています。そのうえ、ユリの花ことばを知って、全く私には似つかわしくない言葉で、またまた衝撃を受けてしまいました。



季節の歌 あじさい


あじさい

 1 あじさい あじさい
   まほうの おはな
   あめにぬれたら にじのいろ

 2 あじさい あじさい
   まほうの おはな
   あしたはれたら なんのいろ

               作詞 木村 勝
  

ありがとう


びわ

暑かったり、寒さを感じたりと一日の中で気温差も大きい日もあります。
先日は風が強く吹き荒れていました。
あぁ、これが『麦嵐(むぎあらし)』っていうんだなと気づきました。
言葉を知っていると、そのこと自体、季節を感じる素敵な出来事に思えるようになって一人心躍らせています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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