【真実】鶏口か、牛後か
「鶏口となるも牛後となるなかれ」という言葉があります。
大きなものの後ろにくっついているぐらいなら
小さなものの先頭に立ちなさい、という意味です。
確か中学生か高校生の時に習ったと思うのですが
この言葉をよく覚えています。
というのも、
人生のいくつかの分岐点でいつもこの言葉を気にしていたからです。
そして、
どちらかというといつも牛後を選択していました。
そのたびに、この教えを気にして
これで良かったのかな と思っていました。
いろんな選択をしてきて今改めて思うことは
鶏は牛になれないということです。
小さい集団の長、すなわち鶏口になったとしても
大きい集団には入りにくいのが世の中です。
もっと言うと、
鶏の口である時点で、
牛の口を目指すことは大変難しい
ということです。
鶏口>牛後
というのはまぁ良いでしょう。
ただ定義が
鶏<牛
である以上、まず牛後になってそれから”牛”の口を目指す。
という考えもありだと思うのです。
どんなに小さい組織でも
リーダーというものは素晴らしい。
でも同時に、
小さい組織から大きい組織に
移り変わることは大変難しい。
ということも事実なのかもしれません。
鶏口となるも牛後となるなかれ、ではなく
牛口を目指すなら牛後もまたあり
と言ったところでしょうか。
そして言い換えれば、
鶏は鶏でも
牛より素晴らしい鶏に育てればいい!
という考え方もあります。
今の時代は、何が正しいかなんてあってないようなものです。
それはそれで、素晴らしい考えではないかと思います。
いずれにせよ、
「寄らば大樹の陰」と言うとなんだかズルい感じに聞こえてしまいますが
そうではなくって、牛後もまた牛口を目指すためには必要な選択。
と覚えておけばいいかもしれません。
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