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【横浜ビーコル🏀】【雑感】勝つのは、ムズイ。

タイトル獲得を公言して臨んだ新シーズン。
蓋を開けてみたら・・・弱かった。

一方で開幕から日本人初の得点王に向けて爆走する我らが河村勇輝。
巷ではその事ばかりが取り上げられ、それはもう確かに凄いんだけど、テレビなどで目撃するたびに誇らしい気持ちになりつつどうもすっきりと晴れない自分がいたりして。

理由は他でもありません。
にもかかわらず勝てないから!!


勝つって、難しい。
少しづつ良くなりながらも、なかなか勝率5割に到達できない現状。シーズンの半分が終わって、未だなぜ勝てないのか

時系列的に少し整理しつつ、その対策を探ってみようと思う。




■リバウンド禁止フェーズ

とにかく新戦力との融合に時間がかかるのだろう。開幕連敗についてそんな風に思っていたらぜんぜん違った。

引くほどにリバウンドをさぼるビーコル。

特にオフェンスリバウンドについては、何らかの理由でリバウンド禁止状態にあるのだろうとそんな憶測すら飛び交った。それぐらいマジで誰もゴール下に入らない。

おいおい待ってくれよ。

そんでそんで最も酷かったのは相手が外した際のフリースローのリバウンドまで取られちゃうやつ。
これに関してはもはやR指定。過激なラブシーンと同じぐらい青少年には見せてはいけない衝撃映像だったわけです。


リバウンドの話になるとどうしてもセンターの責任になるけど、ビーコルの場合は河村勇輝のアテンプトが圧倒的に多く、OでもDでもピックでつり出されているスコットはなかなか厳しいだろうなーというのが当時の私の見立て。

つまり、
PFもSFも口開けて外に張ってないでみんなでリバウンド入りなさいよっ!!!ってのがこの頃の個人的なメッセージでした。



■パワー系センター苦手フェーズ

さてさて。
ゴリが言った「リバウンドを制する者は試合を制す」をオリバーやユトフが知っているかどうかはさておき、徐々にビーコルもリバウンドを頑張るようになってまいりました。

そっかそっか。全部決まると錯覚していたけど勇輝だって2本に1本は外しているもんね。

と、ビーコルの選手たちが気付きだしオリバー、ユトフはもちろんのこと杉浦、キング開らの日本人選手たちも積極的にボールを拾うようになりました。

そうなってくると、
外角のタッチの悪いロースコアゲームでも徐々にしぶとく勝てるようになってきて、よしよし!これこれー!ここから一気に行くよー!などとわかりやすく小躍りしてたわけですけども。

そんなに簡単ではないのがバスケ。そしてBリーグ。


バイウィーク明けの秋田、佐賀に連敗。特に佐賀に対してはアウェイで屈辱的な大敗を期すわけです。

理由はやはりインサイド。今度はリバウンドではなくってシンプルにパワーのミスマッチでやられまくりました。

まんまと新加入にやられた秋田戦。


えっと・・何点差ですか。


ビーコルってセンターがスコット一人しかいないんですけど、まぁそれ自体は良いんですけど、その他の外国籍がオリバー、ユトフといずれも軽量級なんですよね。

つまり、
相手チームに重量級の選手が複数いると分が悪いんですよ。普通に。
それを上回る程に河村勇輝がチートすればいいんですけど、そうならない試合は基本的に大差で負けます。これはもう相性の問題。

となると外角の精度と心中するか、インサイドの選手を増やすしかないんですけど・・・。

そしたらですね、来ましたよ。待望のビッグマンが。
カイソットくんの登場です。





■みんなで頑張るフェーズ

ビーコルブースターの期待を一身に背負ってやって来た2m20cm。

そりゃ確かに凄いしチームを助けるシーンも多々あるわけですけども・・・ロマン枠でしたね。ソットくん。
絶賛成長中!ってのも嫌いじゃないんですけどシーズン中にチームを立て直す補強としてはやや物足りない感じは否めません。

というのも、
彼もまた軽量級のセンターなんですよね。ビーコルがいまいち勝ちきれずに抜本的に何かが解決していないって感じるのは恐らくここです。


つまりスコットさんの負担はそれほど減らなかったかな、と。
でもアジア枠を考えると全然ベターな補強とも言えるわけで、これ以上の贅沢が言えないのも一方で実態だったりします。

つまりビーコルは、
今シーズンはパワー系センターが複数いるチームに苦戦しつつ、リバウンドとインサイドのディフェンスをみんなで頑張る!というシーズンを過ごしていく必要があるわけです!


そう考えるとですね、本日(1/21)の大阪戦のディフェンスはだいぶ良かったです。
ロングとカロイアロにそこそこやられつつも、局面局面でナイスディフェンスしてペースを逃しませんでした

相手のポストにボールが入れば隙の無いダブルチーム。インサイドで勝負させず外に叩かせる。外角に対してもさぼらずプレッシャー。シュートが落ちたら全員でリバウンド。もうね。これしか無いんです。ビーコルって。




■勝てんのか

色々あって、
それでもあの手この手でひとつずつ解決し、確実に前に進んでいると思いますよ。ビーコル。

そんでもって
個人的にビーコルの良さってやはり外角シューターの豊富さだと思うんですよ。河村勇輝はもちろん、須藤昂矢に杉浦佑成。それだけじゃなくキング開もかなり決めてくれる。加えてオリバーもユトフもかなり確率高いわけで。


スタッツ見ても(試投数が多いので確率は低めですが)スリーポイント決めてる数ってトップ5に入ってるんですよね。

経営的に裕福ではないので更なる補強ってのは厳しいかもですが、ストロングである外角を保ちつつ、リバウンドとインサイドをさぼらず全員でやり遂げる。もうこれしかないです。

そんでそんで、
これってシーズン通して強いチームだったら当たり前にやってることなんですよ。別に特殊なことじゃない。
いつからか我々は強いと勘違いして肝心なところをさぼってた。もしくは河村勇輝を使って楽してた。


今一度、改めて原点へ。バスケの基本へ。全員でしぶとく。そうして手にしたボールをビーコルらしく素早く回してバンバン射抜きましょうよ。

もっともっと勝てると思います。
まだまだ良いもんを見せてくれるはずです。



射抜く!


射抜く!


射抜く!


射抜く!と見せかけてドーーーン!!


スコットさんよくロールしてました。こういう細かい作業が大事です!!




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。


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