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【真実】グリーン・シックの正体

なるほどそういう事か。と今さらになって理解した気がします。
世間で言う所の5月病って「気付いてしまう事」だと思うのです。


■ゴールデンウィークの良し悪し

4月から環境が変わる人ってたくさんいると思います。新入生や新入社員。異動なんかの節目にもなりますし。

不安と希望で胸がはちきれそうになって、新しい環境、新しい友人。とにかく新世界に馴染もうとして、精一杯 口角を上げ続けた1か月。

で、

桜が散って、新緑が季節の変化を告げたところで、お休みです。それもそこそこ長いお休み。


「ホッ」とできる絶妙なタイミングだなと思います。
自分自身の記憶を辿っても、やはり初めての独り暮らしなんかはたった1か月でもかなり疲れたし、オーバーロード気味に振る舞ってきたところでいったん自分のホームに帰ることは凄く良かったと思います。

ただ、

気付いちゃうんですよね。ここで。

「楽だって。」


■社会人になってから

ちょっと寂しいなって思ってたんですけど、新入社員を終えると、人生の中で「1年生」ってもう無いんですよね。

そりゃ趣味の中でとか、転職して1年生。とかそういうのはいくらでもあると思うのですが、明確に新しいステージに行ったという感覚は恐らくそこが最後。

だから4月になろうが桜が咲こうが、プロジェクト単位で仕事する自分にとってはずっとつながってて、新たな門出的な意識はほぼ皆無でした。

なのでGWは長いお休みそのもので、何かをいったんリセットする(ホームボタンを改めて押す)ような感覚は無く、休みの終盤には「あーあまた仕事か。」と思うぐらいのもんでした。

それが、

そんな私にもふっとリセットする瞬間が訪れました。1年前のコロナ禍の在宅ワークです。


■「気付いちゃった」

これまでは帰宅はいつも深夜。子供と一緒にご飯を食べるのは休日だけ。平日は趣味や息抜きできる時間なんてありゃしない。でもこれが普通でした。信じられないことに何年もの間!

でも

コロナ禍で家に居て、家事をして子供とお話しして、酒飲みながら読書して、文章書いて・・・そうこうしているうちにそれがスタンダードになり、いつのまにか仕事に対する強度は落ちたように思います。

生産性ではないです。うまく言えないのですが、強度です。強度が落ちたのです。何というかずっとピンと張っていた糸が緩んで、脆くなった気がするのです。


こう感じた時にふと思いました。これって原理は5月病に似てるな。と。

つまり、張りつめ過ぎたものを急激に緩めると脆くなる。それが5月病の正体なのではないか、と。


もしかしたら社会は今、5月であろうがなかろうが、巨大な5月病のさなかなのかもしれません。
在宅ワークが増えてかなり楽になった反面、強度が落ちて脆くなっているのかもしれません。
これに対しては一長一短です。

私たちは、メリハリのある仕事の仕方を自分自身でコントロールできるよう、もっと真剣に覚える必要があるのかもしれません。




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!




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