見出し画像

【週刊ユース分析】2021年版・サンフレッチェ広島ユースを調査!!

さて、私が独自の採点方式にて高校年代(2種)の最高チームを割り出した結果、堂々トップの得点をたたき出したサンフレッチェ広島ユース

トップ5推移

現行ルールに変更された2011年からずっと首位を走り続けています。

前回はその広島を猛追する青森山田の2021年度を調査してみたのですが、今回は王者・広島の2021年度を調査してみたいと思います!!


■強い。

青森山田と同じ”見出し”になります。

山田が100回目の選手権を含めた王者奪還に向け高円宮杯プレミアリーグEASTを独走しているなら、WESTの首位を走るのが広島。

今年は西も東もトップが強い。

画像2

試合数にバラツキはありますが8月の時点で無敗

いやー強いですね。今年のクラ選を制した名古屋、昨年のクラ選を制した鳥栖、それから強烈関西勢がいてこの成績です。

得点数もリーグトップ、失点数もリーグトップ(最小)ということで今のところ盤石。
3月に行われたサニックス杯もしっかりと優勝しており、王者は今シーズンも「強い」のです!


■前、3枚。

今年の広島において特筆すべきはこれでしょう。

  9番 森夲 空斗選手
10番 棚田 遼選手
11番 高柳 英二郎選手

の強力FW3人衆。

7試合終わったところで、
高柳 英二郎選手 6得点(ランク2位)
棚田 遼選手   5得点(ランク3位)

また、先日のクラブユース選手権では
棚田 遼選手   3得点(ランク4位)
森夲 空斗選手  3得点(ランク4位)

また、シーズン前のサニックス杯でも3人揃って出場して点を取りまくっています。

中でも注目は、10番・棚田遼選手。中3~高1に掛けて左ひざに大怪我を負ったようですが順調に回復。高校年代最後の年に大爆発しています。

そして5月のルヴァン杯マリノス戦においてトップデビューを果たしました。

画像3

ゴール前の密集地帯でもドリブル出来てフィニッシュまでいける選手。トップだと持ち過ぎの印象を持つかもしれませんが2種相手では一目で格の違いを感じられます!


■広島ユースのこれから

育成と言えば広島です。

早くからユースとトップの一括方針を掲げ、メソッド化してまいりました。その結果は出身OBを見れば明らかでしょう。

森崎兄弟や駒野選手、槙野選手、柏木選手、森脇選手、高荻選手、野津田選手、川辺選手など・・・日本を代表する選手がズラリ。

しかし、

最近ではトップチームにおけるユース色が薄まりつつあると感じているのは私だけでしょうか。。。
現在もGK大迫選手、DF荒木選手あたりが主力として活躍していますがひと昔前に比べるとその存在感はかなり薄まった印象です。

ユース最高傑作になりつつある川辺選手。彼の海外移籍は嬉しいニュースですが代役が居ないゾ。。。


■四国の台頭

また、個人的に着目しているのが四国勢の台頭です。

特に讃岐ユースはガンバユースを創った男・上野山GMが着任して以来メキメキと力を付けており、先日のクラブユース選手権でもベスト16。現在四国プリンスでも堂々首位を快走しています。

上野山さんはその後、トップチームの監督になりましたが成績不振で更迭。現在は再び育成に回って水を得たように指導に当たっているのではないでしょうか。

で、

讃岐以外にも愛媛、今治らの台頭がこれまで瀬戸内海を渡って広島までやって来ていた有望株を四国に留まらせているのではないかと推測するのです!

プレミア勢の浦和ユースにも勝っちゃう讃岐U-18


■最後に、

ちょっとネガティブな憶測を挟んでしまいましたが声を大にして言わなくてはいけないのが、広島ユースは今なお強い!!という事実です。

たくさんの強豪ひしめくWESTにおいて気が付けば首位にいるのが広島ユース。
トップ昇格もたくさんの選手が果たしておりJリーグにおける広島産の選手はたくさん登録されています。

かつて、槙野選手、柏木選手が残したようなインパクトを代表レベルで残せるか。これが王者の地位を盤石に保てるかどうかの分かれ目になってくるように思います。

東選手なんかはこれから代表で目立たなくてはいけませんよね!!



あと、

やっぱり新スタジアム欲しいですよねー。川崎もいよいよ専用スタジアムの建設に着手しますし、広島ほどのチームが競技場ではやはり寂しいです。

色は違えどカープとの共存を積極的に模索するのはアリだと思うんですけどね。

なかなかうまくいかないもんでしょうか。。。(汗)

画像4


■追記

この記事を書き終えてから、熱いニュースが飛び込んできましたね!

ドイツのケルンと育成提携を締結とのこと。これはアツい。

社長のメッセージを拝読するとケルン側から打診があったみたいですね。この事実からも、Jリーグの育成と言えば広島という実態が垣間見えると思います。

海外との提携は効率的な遠征などで選手のレベルアップが見込めます。そしてすでにバルサやアヤックスと提携している神戸、鳥栖の例を見てみると最も刺激を受けて成長するのは指導者の方ですね。

盤石、でも停滞気味だった広島にとってこれは大きいと思います!


いったん広島ユースの更なる奮起を促してこの調査を締めようと思ったのですが・・・このニュースのおかげで期待しかありません!!

中四国、それからWESTの皆さん。広島ユースはまだまだ強くなりそうです!!!




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?