【東北グルメ】揚げた蕎麦を甘いごまダレにつけていただく「そばねっけ揚げ」~宮城県仙台市
こんにちは。
東北暮らしのライター、すずき・ちえです。
今日、ご紹介するのは、「蕎麦」にまつわる地元グルメです。
東北地方の山間部では、蕎麦栽培が盛んで手打ち蕎麦店が点在し、週末になると多くの人が食べに訪れます。
そんなローカルフードとも言える蕎麦。
麺として食べる以外に、そば粉を練ったものを揚げる食べ方があるのは、ご存じでしょうか?
初めて知った、蕎麦の食べ方
先日、仙台市内で行われたイベントでのことです。
出店ブースを歩いていると「地元産そば粉で作った、ねっけ揚げはいかがでしょうか~?」と声をかけられました。
お店のスタッフによると、そば粉を練ったものを揚げ、ごまダレを付けて食べるものだそう。
麺以外で蕎麦を食べたことがなかったので、興味をそそられ買ってみました。
まずは、タレを付けて口に入れてみると……揚げ物特有のカリッとした歯ごたえが感じられました。噛みしめると食感が粘り気に変わります。
ごまダレは、甘じょっぱい味。
「じゅうねん」と呼ばれるエゴマが使われ、コクがあり、蕎麦の風味を引き立たせていました。
仙台の奥座敷、秋保(あきう)・野尻地区の味
お店を出していたのは、仙台市太白区秋保町野尻地区にある野尻交流カフェばんどころのみなさん。
野尻地区は山形県境にほど近い、自然豊かな山あいにあります。起源は、藩政時代という歴史ある集落で、近年は新種のサクラが発見されたことでも話題を呼んでいます。
「ばんどころ」は、町内会が運営する「交流カフェ」。
そばねっけ揚げはもちろんのこと、一日30食限定の蕎麦、仙台市内の老舗コーヒー店カスタム監修の「野尻オリジナルブレンドコーヒー」など地域色あふれるメニューが揃っています。
スイーツも!
「じゅうねん生チョコレート」という、エゴマをふんだんに使った生チョコです。
胃袋をしっかりとつかまれてしまった私。
次回は「ばんどころ」に行って、地域に触れながら地元メニューを食べてみたい、と思ったりして。
ねっけ揚げ、ぜひお試し下さいませ。
◆参考
野尻交流カフェ「ばんどころ」ホームページ
(営業日程など地域行事により変更の場合あり、とのこと。事前の確認をおすすめします)