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「本」がきっかけで、やりたくなったこと

昨日、近所の本屋さんから「注文していた本が届きました」と電話が入りました。

最近好きになった岩手県の若手作家さんの歌集です。
彼女のエッセイが好きで、よく読んでいました。私も岩手県生まれなので、共感できるところが多かったのです。
最近、歌集を出版したことを知り、読んでみたくなったのです。



今まで短歌を読んだり作ったりしたことはなかったので、未知の世界。
「難しそう」なイメージもありましたが、「どんな本なんだろう…」というワクワクする気持ちを強く感じました。

本屋さんでは品切れで、注文することに。「お預け」状態になると、なおさら読みたい気持ちが高まるものです。

早速、ワクワクしながら本屋さんへ。「注文した本を迎えに行く」という感覚でした。


今日は仕事が休みで、天気は大雨。家事は最低限にして、本を読むことにしました。

「もくじ」を見ながら気になるタイトルを、読んでいきました。

「啄木を殴りたい日」「ほんものの銀河鉄道」などいかにも「岩手」を感じるところから。

「盛岡冷麺」「岩手山」「開運橋」…盛岡ゆかりのキーワードが次々に出てきて、思わずにやけてしまいました。思わず帰りたくなります。

また、「きみちゃん」というタイトルの章には、おばあさんが亡くなった時に書かれたとみられる20首が載っていました。

私も一昨年、岩手に住んでいた祖母を亡くしたので、その時の感情がよみがえってきました。(勝手に)共感しながら読みました。

この本を読んでいると、自分の思いを、選び抜かれた31文字で表す「短歌」のおもしろさを感じました。
いつか自分でも作れるようになりたいと思いました。

一冊の本で自分の世界が少し広がる、これが読書の楽しみのひとつなのかもしれません。