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【エッセイ】行く先々で優しさに出会えた「盛岡日帰り旅」

みなさんは旅の途中、地元の人に親切にされて、その土地が好きになったことはありませんか?

私はよくあります。
温度が熱いことで知られる温泉で、地元の人が「少しずつかけながら入るといいよ-」とアドバイスをくれたり、山奥に行った時、ガソリンがなくなり(夜)、閉店準備していたガソリンスタンドに給油してもらったり…

一番思い出深いのが、2月に岩手県に行った時のこと。車のタイヤが雪にはまり、動かせずに困っていました。
すると、見知らぬ地元の人が手持ちのスコップを使い、救いだしてくれたのです。

そんな経験があるので、より岩手が大好きになりました!

今回の岩手・盛岡日帰り旅でも、多くの優しい人たちに出会うことができました。

立ち寄ったお店や観光施設のスタッフの方の対応は、どこに行っても丁寧。



かねてから行きたかった本屋さんではオーナ-さんと立ち話しました。

岩手の作家くどうれいんさんの新刊が発売されたかを聞いたのがきっかけでした。
そこから話題がうつり、私が住む仙台の話に。
彼は以前、仙台に住んでいたことがあるそうで、「今の仙台はどんな感じですか?」なんて話の糸口を作ってくれました。

大型書店も好きですが、店員さんと何気ない会話ができる本屋さん、いいなあ。
家の近所にあったら、通いたいお店です。



「盛岡じゃじゃ麺」の店「白龍(パイロン)」でも優しい人たちに出会いました。

店が満席で外で順番待ちをしながら、外観の写真撮影をしていた時のことです。後ろに並んでいたスーツ姿の男性が「よかったら撮りましょうか?」と声をかけてくれました。


また、同じく「白龍」での話です。
カウンター席でじゃじゃ麺を食べ終わり、食後の卵スープ「チータンタン」を食べようとしていたところ、調理担当のおばあちゃんが「塩胡椒とラー油を入れると美味しい」と伝授してくれました。
実践したら、香りが出ていい味に。教えてもらわなければ、わからない味ですね。


私にとって「もう一度行ってみたい」と思う旅先の決め手は、「行った時に優しく迎えてくれたこと」なのかもしれません。

そんなことを思った盛岡日帰り旅でした。







#この街がすき