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【エッセイ】大人になってからの100点満点

最後に100点を取ったのって、いつだっけ?多分、小学生の頃だと思うが、思い出せないくらい昔の話しだ。

なぜそんなことを思い返したかというと……つい最近
、100点満点を取ったからである。

私は今、仕事関係の資格をとるために、通信講座を受けている。

全4回の添削課題と修了レポートに合格点をもらうと、資格取得できる。

先日、第3回目の課題が添削されて戻ってきた。添削してくれた人からの赤ペンで書かれたメッセージがあるので、封筒を開くときはワクワクする。

いつも「がんばりましたね」「おつかれさまでした」「◯◯の部分はもう一度見直してみましょう」など、3~4行にわたる手書きのメッセージ(100文字くらい)
を読むと、自分の答案をしっかり見てもらえた気がして嬉しくなるのだ。

小学生の頃にお世話になった、「赤ペン先生」(進研ゼミ)を思い出す。今もあるのだろうか……

今回も、はやる気持ちを落ち着かせながら、封を切った。

まずは点数を見る。60点以上で合格だから、クリアしていればいいや。
そんなことを思いながら見たら……何と100点!

何十年ぶりだろうか?!点数の横には、「素晴らしい成績です!」なんて書いてある!
こんなに褒められると調子にのってしまう。100点満点を取ったことを褒められるのが嬉しいんだよ。
しばし浮かれていた。

ここで100点を取れたネタばらしをすると……
提出課題は、テキストを見ながら解いても良いことになっている。
だから、勉強にブランクがある私でも満点が取れたというわけだ。

でも、それもまた良し。
大人の勉強なのだから……。
テキストを見ながらの100点でも、学んだことを活かしていければそれでいい。
などと、自分に甘い私であった。