【ブックレビュー】『いつもの言葉があか抜ける オトナ女子のすてきな語彙力帳』
こんばんは!
本好きのライター、すずき・ちえです。
今日ご紹介する本は、こちら。
家庭や仕事において経験を重ねるたびに痛感するのが、自分の日本語の拙さ。
生まれて40年間、母国語として毎日使っていたのにもかかわらず、です。
思い当たるのが
・気がつけば相づちがワンパターンに。「なるほど」「そうですね」「へぇ~」ばかり。
・高校生の頃に「とても」を「チョー」と言うのが流行った年代のせいか、いまだに「超」を多様しがち。
また、時間がなくて早く話を切り上げたい時の角を立てない言い方、反対意見を切り出すときの伝え方など、ピンチの時に適切な言葉が浮かばないことも多々あります。
もしかしたら、共感して下さる方もいらっしやるかもしれませんね。
今回は、私を含め、日本語をもっと使えるようになりたい方におすすめの1冊です。
『いつもの言葉があか抜ける オトナ女子のすてきな語彙力帳』
出会いの場は書店のビジネス本コーナーでした。「いつもの言葉があか抜ける」というキャッチフレーズと、表紙の可愛いイラストに惹かれ、手に取りました。
全11章から成り、挨拶、相づち、お願い、断るなどのあらゆる生活シーンや、メールやオンラインの場に使える言葉がたくさんあげられています。
例えば相手に嬉しさを伝えたい時。私は「超嬉しいです」と言いがちでした。
本を見ると
・心から嬉しく思います
・大変光栄です
・グッときました
・浮き立つ思いです
このように、超を使わなくても表現できる言葉がたくさんあることがわかりました。
会話で使いたくて、誰かと話したくてワクワクしました。
悩みの種だった相づちも、1章にまとめられており、こんなにもバリエーションがあったのかと驚き、日本語の良さを感じました。
必見のお役立ちコラム
章の合間のコラム」からは、たくさんの気付きを得ることかできました。
言葉を使う上での心の持ち方などに触れられています。
特に印象に残ったのは、「相手をざわつかせる質問」にあげられていた「彼女(彼氏)はいますか?」。
初めはプライベートのことなので、質問には注意しましょうということかと思いきや……
独身時代につい、恋愛の話で盛り上がり「彼氏いるのですか?」と何気なく口にしていました。
配慮に欠けていたことに反省すると同時に、相手に思いを巡らすことの大切さを感じました。
読み終わって思ったこと
日本語には様々な表現があることを改めて、知ることができました。
母国語に誇りを持てたし、もっと語彙を増やしていきたい。そして、心地よい言葉を使っていきたいと思えた一冊でした。