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【行ってきた!】Reborn-Art Festival2021-22~宮城県石巻市・女川町

こんばんわ!
お盆の帰省で、宮城県内の石巻(いしのまき)と、となり町の女川(おながわ)に行ってきました。

ちょうど「Reborn-Art Festival2021-22」(リボーンアートフェスティバル)の期間中でした。

(イベントのシンボル、『White Deer(Oshika)』名和晃平氏作品 ※2019筆者撮影)


Reborn Art Festivalは、「石巻が舞台のアート・音楽・食の総合芸術祭」です。
石巻は、東日本大震災で津波による甚大な被害を受けた地域。震災後、音楽プロデューサー小林武史さんを中心に、2017年から開催されています。

◼️参考


例年は一年おきに、8月10日あたりから、9月下旬までに開催しています。。
その間、石巻の「中心部」、郊外の「荻浜(おぎのはま)」「桃浦(もものうら)」など、5つのエリアにアート作品が数点ずつ点在。
アート、自然、周辺の観光が楽しめます。
(詳しくはホームページへ)


今年は2021年夏と、2022年春の2期開催になり、現在は、9月26日までです。

今回は、お墓参りの帰り、会場の「女川(おながわ)」に立ち寄りました。

あのオノ・ヨーコ氏の作品「Wish Tree」です。
まさか、東北地方で触れられるとは…!それがこのイベントの良さのひとつと思います。

ただ、「作品」と言われても、ピンとこない方も多いかと思うので、詳しく見てみましょう。

真ん中に見える木です。白いタグが下がっているのが見えます。

実はこの作品、鑑賞者参加型のものでした。

木の前にある箱に、白いタグと鉛筆が入っています。
そこに願いを書き、木の枝に結びます。

観た人が願いを書いて託すことで、一つの作品が完成するのかな…と思いました。

私はとっさに思いついた「コロナ収束」の言葉をしたためてきました。

ちなみに作品の右後ろに見える、背景となるものは、震災遺構の「旧女川交番」です。

(オノ・ヨーコ作品の裏側から撮影)

東日本大震災当時は、交番だった建物です。
津波で90度倒れました。

コンクリート2階建ての頑丈な建物が、土台から根こそぎひっくり返る…直接見ても実感がわかずにいました。

私は、女川の海の穏やかな風景しか見たことがありませんでした。津波の威力の強さが信じられず、恐ろしいものだと改めて思いました。

そして、その場所だからこそ、世界平和を願う「Wish Tree」を展示したことの意味を感じました。

◼️参考


帰りは、向かい側にある商店街「シーパルピア女川」へ。魚屋さんでお刺身を買ったり、カフェでコーヒーをテイクアウトしたり。

今回、お土産にしたのが

TEAVER TEAFACTORY(ティーベルティーファクトリー)

お茶の専門店です。

「ブルーブーケ」を買いました。

日本茶に、ブルーブーケやバタフライピーなどをブレンドしたもので、淹れると鮮やかなブルーの色になります。

日本茶、紅茶、ハーブティーなど多彩なブレンドが楽しめます。

宮城県産の日本茶「桃生茶(ものうちゃ)」、岩手県産の「南部棒茶」など地元ならではのものもありますよ!


今回、タイミング良くReborn-Art Festivalを一部観ることができました。
実は県内にいても、見たことがない震災遺構があったり、一度行っただけでは回りきれない観光地もあります。

期間限定のアート作品を見に行くことで、その背景となる地域を知る、良いきっかけになりました。

期間はあと1カ月以上あります。
その間に少しでも状況が良くなるといいなと思いました。