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【東北ご当地ガチャ】仙台駅でご当地ガチャガチャを発見!中身は知る人ぞ知る、三陸グルメ

こんにちは。東北暮らしの週末ライター、すずき・ちえです。

突然ですが、みなさんは子どもの頃「ガチャガチャ」に夢中になったことはありませんでしたか?お金を入れてハンドルを回すと、おもちゃ入りのカプセルが出てくる「アレ」です。

私も目当てのものが出るまで頑張っていたら、いつの間にかお小遣いがなくなっていた、なんて痛い経験が…。

最近、地元の仙台駅のお土産コーナーを歩いていたら、店頭に「ガチャガチャ」の機械を見つけました!

赤い〇の中が気になるガチャガチャ

懐かしい気持ちと、「なぜお土産コーナーのショーケースの上にあるのか」という疑問を感じて、近づいてみると…

「ほやたまご」とは何だろう?

「ほやたまご」と書かれた大きなポップが目に飛び込んできました。私、30年ほど仙台に住んでいますが、恥ずかしながら初めて聞く言葉。

「当たり」もあるらしい

どうやらカプセルの中には「ほやたまご」という、ご当地グルメが入っていて、さらに「当たり」がついたカプセルが出た時は、レジに持って行くと景品がもらえるようです。

「ほやたまごとはどんな食べ物なんだろう?」「当たりの景品は何かしら?」気になりますね~。試しに買ってみましょう。

400円を入れてハンドルを時計回りに回すと……

たまご型のケースが出てきました。子どもの頃に買っていたガチャガチャのケースよりは大きめです。

中を開けてみると…

カプセルの中身

出てきたのはこちら!薄皮に包まれた卵型の茶色いものです。

一体どのような食べ物なのでしょうか?

ワクワクしながら開封し、半分に切ってみました。

薄皮に包まれた卵が見えます。どうやら、ゆで卵を包んでいる皮が「ほやたまご」の「ほや」のようですね。

ちなみに「ほや」とはどのようなものかと言いますと……

マルキチ阿部商店HPより借用


ほやは、一見すると貝に見えますが、脊椎動物の原点となる「原索(げんさく)動物」と呼ばれる分類にあたる海の幸です。

宮城県以北の三陸海岸では、「マボヤ」と呼ばれる種類の養殖が盛んに行われ、消費されてきました。もしかしたら、ほやを食べたことがない方や、初めて聞く方も多いかもしれません。

見た目がパイナップルに似ていることから、「海のパイナップル」と呼ばれ、味は「甘み・苦み・酸味・塩味・うまみ」という味の5要素が揃っていると言われています。

「ほやたまご」は三陸海岸の港町、宮城県女川(おながわ)町の水産加工会社「マルキチ阿部商店」の商品です。
内臓をくり抜いた「ほや」でゆで卵を包み、砂糖や醤油などの調味料で煮た郷土料理で、もともと女川周辺で食べられてきたのだそう。

マルキチ阿部商店がある女川の風景

ほやは独特の風味があり、生で食べると口の中に「磯の香り」が広がります。
ところが佃煮風の味付けで煮たほやのむき身に、ゆで卵を入れて煮付けた「ほやたまご」は、浜のお母さんの味を思わせるような、濃いめの甘じょっぱい味がしました。

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ちなみに「ほやたまご」が入ったガチャガチャの当たりを出したくて、再チャレンジしましたが、またもや当たらず。

当たり景品がどのようなものなのかが気になり、店員さんに聞いてみました。すると「何がもらえるかは、当たってからのお楽しみ♪」とのこと。めげずに聞いてみたところ、水産加工品のようです。

当たり商品が気になる方、ぜひ、仙台駅でガチャを回してみて下さい!
そして、めでたく当たりが出た方は、もらった商品をコッソリ教えていただけると、嬉しいです。


◆「ほやたまご」を食べてみたいけれど、宮城県に来られない方へ

オンラインショップで購入可能です!
元祖ほやたまご 製造元から直送 | 三陸女川ふるさとの味を全国配送~マルキチ阿部商店オンラインショップ (shop-pro.jp)で買うことができます。


◆参考HP

マルキチ阿部商店様

豊海おさかなミュージアム様



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