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ミックスナッツ

ミックスナッツであり、ナッツミックスではない。ナッツミックスだと色々問題があるのだろう。そう、ナッツじゃないものも紛れ込んでいるからである。みんな知ってる、ジャイアントコーンの事である。なぜかミックスナッツに、彼らは潜り込んでいる。

一説には「嵩増し」と言われる。確かに原価は圧倒的に安いだろう。なんといってもトウモロコシなんだから。で、此奴だけは好き嫌いが分かれると思う。私は嫌いである。

なぜこれが紛れ込んでていいのかが理解できない。ナッツ感まるで無いではないか。開封仕立てならまだポリポリいけそうだが、すぐにカリッといきそうでいかなくなり、グニュッと終わるところが、どうにも煮え切らない。ナッツじゃないという出自の事もあり、余計にその存在を責め立ててしまう。

他方「これが無ければ」という人々がいるのも事実。とにかくないと「ミックスナッツらしくない」と言うのである。うーむ。

ミックスナッツの花形は、やはりカシューナッツではなかろうか。それからアーモンド、くるみ、マカダミア。これら4種のミックスを、かの有名店「小島屋」では推奨している。

ナッツの王様である(超個人的私見)ピスタチオは入らない。なんとなれば殻があるから。いやクルミもあるがな。でもクルミは殻を剥いて入っている。ピスタチオは自分で殻を剥くことこそ醍醐味ということなのか。ミックスナッツに入っていることはない。

そしてピーナッツである。名前からいけば完全に入っていそうなものだが、これは入らない。そもそもナッツではないのだから。ピーナッツは豆の仲間であり、木の種子というのがナッツという定義から外れているのである。嘘だろ?だって私が毎日食べてるミックスナッツには、一番多く入ってるぜ。それに落花生なんてアーモンドと激似じゃないか。

それを知って以来、私はジャイアントコーンを認めることにした。ナッツであるかどうかは関係ない。混ぜて違和感がなければいいのだ。てなわけでジャイアントコーンはミックスナッツに欠かせないアイテムの一つなのであります。うーん、いまだに違和感。

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