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【日記】新学期で久々の静寂と体操着のゼッケンにあたふたする

4月6日。木曜日。

今日はいよいよ子どもたちの学校の新学期が始まる日!登校の時間に合わせて子どもたちの朝ごはんを用意して、身支度を手伝う。出発の時間になったら兄弟一緒に元気よく登校していった。

子どもたちがいってきますと玄関から外へ飛び出していった瞬間から、家の中が静寂に包まれる。あぁ!この静寂をどれほど待ち望んでいたか!春休み中はとにかく兄弟揃って朝から晩までドタバタガヤガヤうるさくて、こんなに無音な我が家は久しぶりだ。

日頃から、悪意なく自然とドタバタうるさいのは小学生男子の生態として当たり前だと思うし、それが二人も集まれば余計うるさくなるのは仕方のないことだと頭では理解しているのだけど、それでもやっぱり、息つく暇もないくらい朝から晩まで騒がしい環境に身を置くことになる学校の長期休みは、元々静かな環境が好きな私にとっては非常に辛いものがある。子どもたちを責めるつもりはないけれど、単純に、うるさい、しんどい、静かにしてくれ、という心情は常にある。

新学期初日の今日は、二時間ほどで子どもたちの帰宅時間になるけれど、その短い時間でも、しばしの静寂を満喫できるのはなんとも贅沢で最高の時間だ。買い物に出かけたり用事を済ませるには時間が短すぎるし、子どもたちが不在の午前中はおとなしく自宅にいてその静寂の中のひとときをじっくり味わうことにした。

まだ私は朝ごはんを食べていなかったので、久々に自分のためにフレンチトーストを作ることにする。大した工程ではないけれど、自分のために一手間かけて好物のフレンチトーストを作って、それを静かな空間でいただく時間は、とても心地よく満たされる。久々のふんわり甘い食感に一気に幸せ気分に。出来上がったフレンチトーストは在宅勤務中の夫にも少し分けてあげた。

美味しくできたぞフレンチトースト。


朝ご飯のあとはnoteを書いたり、少しぼうっとしていたら、あっという間に子どもたちが帰宅した。新しいクラスの発表があり、それぞれがどんな感じだったか報告をしてくれる。次男は同じマンションの幼馴染みの子と3年連続同じクラスになれず少し残念がっていた。兄弟とも担任の先生がこれまでに全然馴染みのない先生だった。クラス名簿のプリントを見せてもらったけど、そもそも私は学校の先生も子どもたちの同級生の名前も大して覚えていないので、見てもよくわからなかった。けど、まぁ、なるようになるだろうと、とりあえず子どもたちに「初日お疲れさまー」と言って労う。

昼ごはんにおそばを用意して、子どもたちが食べている間に、学校から持って帰ってこられた大量のプリント群に目を通す。本当にすごい量だ。兄弟それぞれ10枚以上は何かしらのお知らせのプリントを持って帰ってきている。この時代に、まだ連絡手段にこんなに紙を用いているなんて…!紙がもったいないし、管理もかなり面倒ください。メールで各家庭にデータを送ってくれればいいのに…。プリントの山にモヤモヤを感じながらも放っておくわけにもいかないので、提出する必要がある書類には必要事項を記入したり、自宅で保管すべきものはファイルに入れたり、どんどん仕分けていった。

長男の学年は翌日から身体測定のために早速体操着を使うというので、体操着の用意もしなければならなかった。長男は5年3組から6年1組への進級。体操着自体はまだサイズ的に同じものを使えるので、買い替えるのではなくゼッケンだけを修正することになる。名前の部分はそのままで、学年とクラスの部分に新たなゼッケン(アイロンでくっつけるやつ)を当てがった。

いざ作業を終えて出来栄えを見てみたら、新しく貼った「6−1」のゼッケンの下に、以前の「5−3」がほんのり透けている。これは、大丈夫だろうか。透けているとはいっても、「6−1」の表記はしっかり見えるので、ゼッケンの機能としては成り立っていると思うのだけど、このいかにも「上からゼッケンを貼って修正しました感」は出てしまって大丈夫だろうか。いや、私自身が使用するのなら、仮に周りから何か思われても特に気にしないのだけど、もし長男が学校でこのスケスケゼッケンのことでからかわれたりいじめられたらどうしよう…親としてそのリスクをとっていいのだろうか、と想像が異様に飛躍して不安になってくる私。思わず別室で在宅勤務中の夫の元に修正した体操着を持っていった。

「ねぇ、これ下の表記が透けてるよね…これ、大丈夫かな?」と恐る恐る夫に尋ねると、ゼッケンを見た夫は「え、全然いいんじゃない?」と何が問題なのかわからないといった表情と口調で軽く返してきた。

それでも一応食い下がる私。

「いや、この透けてる感じ、お友達になんか言われたり、からかわれたりしないよね…?」
「気にしすぎじゃない?みんなこんなもんでしょ?◯◯(長男)も特に気にしないでしょ」

確かに長男本人はこういう細かいことには無頓着なので、特に気にしないだろう。周りからの反応に関しても、夫に重ねて確認しても大丈夫だというので、とりあえずこのままの状態でいくことにした。ここまで私がゼッケンごときで心配になるのは、長男が過去に何回か学校で友達にいろいろとちょっかいを出されて面倒な事態になったことがあったからなのだけれど、まあ今回は気にしすぎなのかもしれない。また何かあれば、そのときに対応するとしよう。

大量のプリントに目を通したり、学校用品の準備をしたり、学校が始まると親がやるべきことが細々と増える。自分自身のことだったらある程度適当でもいいのだけど、子どものことに関しては、子どもが学校で困らないように、とか、恥をかかないように、とやっぱりちゃんとやってあげなきゃ、という気持ちにどうしてもなってしまう。過保護というより、あとから面倒なことになるのが嫌なので、最初にきちんとしておきたいという私の性質に起因するところが大きいように思う。

そんなこんなで、今年度も子どもたちが学校にて極力快適に過ごせるよう、できることはサポートしなければと思いつつ、そうやって一つ一つ我が子のために必要なことをこなす母親たち、(私も含めて)みんな偉いよね、うんうん、と最後に自分を褒めておく私なのでした。

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