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眠る前の絵本タイムを助ける、めちゃくちゃな作り話


子ども達に絵本を読むのがつかれた時。
私は、オチもない、正しさもない、ただただめちゃくちゃで、でたらめで、バカみたいな作り話を聞かせていて、それがすごくうけている。




「今日はこれ読んでー。」

眠る前に、絵本を子ども達に読むことを日課にして7年くらいだと思う。
私は、絵本を読み聞かせることが出来なくて(なんか気恥ずかしいし、聞いてるかどうかわからない赤ちゃんに絵本を読むことはしなかった。)長男が2歳になるかならないかぐらいの時に始めました。

市から赤ちゃんと絵本で触れ合おうというサービスで絵本をいただいて、読んでみたら赤ちゃんの息子は絵本のはじっこを破ってしまったのです。
まだ早いとずっとしまいこんだままでした。



キッカケは親がくれたノンタンの絵本セットでした。
優しい絵柄とわかりやすい話に息子は、じっと聞いてくれました。
「なんだ、絵本聞くんやん。」
それから、息子がリクエストしてきたら読むことが増えていき、眠る前に定着していった感じです。



絵本は子どもにとって心の栄養です、とか。
絵本が情緒を育みます、とか。
1000冊ぐらいの本を子どもに読んであげましょう、とか。



そんなたいそうなことを考えて読んでいるわけではありませんし、実際にそんな効果があるのかどうかは、二人の子どもしか見ていない私にはわかりません。


絵本を読み聞かせた効果かなーと思うことは以下です。
兄弟二人とも言葉の発音ははっきりしています。
教えなくてもひらがな、カタカナが読めるようになりました。
長男は本を読むことは苦ではないそうです。



そんなこんなで、絵本を読んでいるのですが、どうにも絵本を読むのが辛い日もあります。

うちは兄弟の年の差が4歳差なので、読む本がかなり違います。
そのため、今までは長男だけに読んでいて、次男は聞いていたのに、成長するにつれて2人に違う本を読まなければならなくなったからです。


しばしば読む順番でケンカし、もっともっとと言われるなか、なだめて寝かせなければいけない。
次男が産まれる前、息子と絵本とだけに向き合って、静かに豊かに眠れる時間はなくなってしまいました。
眠る前の日課が、とても辛く重たく感じられるようになってしまったのでした。


夫は帰ってこれない時間に、これはなかなか、しんどい。

そんなとき、ふと私は思いついて、めちゃくちゃな話を創作して話してみました。


主人公は、息子たち。
近所の公園が出てきたり。
毎回なにかをびっくりするほどたくさん食べたり。
庭に変てこな木がいきなり生えたり。
おならでみんなぶっ飛んだり。
家の中に壁をつき破って電車が来たり。



2人が共通の好きな本がないなら、2人の共通の話題を盛り込んだ話を作ってしまえと。
そんな気持ちだけではじめたのです。



もうめちゃくちゃで、何の役にも立たない、行き当たりばったりの、そんな話ばっかりです。
きれいに終われない時は、急に「おしまい!」となって明日に続く。
それでも、子供たちには大うけで。
寝る前にげらげら笑って眠りにつくこともしばしば。



小学生になった長男には、もう絵本を読み聞かせはしないのですが、いまだに「変なお話してー。」とはリクエストいただきます。
次第に、それすらも疲れたときは、子供たちにも話してもらいます。



すると、子供たちもノリノリで自作のへんてこな話をしてくれて、これがまた大人にはない発想で面白いです。
お話を聞くことも楽しいけれど、自分で話すことも楽しいと思っているのではないかなあと思います。




読まなきゃとか、そう思って頑張って読んでいた時期もあるけれど。
今はこのへんてこな話に助けられて、気楽な寝る前タイムとなっています。



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