見出し画像

名古屋シティマラソンを走ってみた

久しぶりにマラソン大会に参加したので久しぶりに記事を書きます。

今回は地元愛知県の名古屋のシティマラソン。
2018年に初参戦、2020年もエントリー料金は払っていたけれど、昨今の事情でリアル大会は取りやめとなりオンラインに変更(参加賞Tシャツはもらった)。というわけで大会に参加するのは2年ぶりだけど、現地で参加するのは4年ぶりになります。

ウィメンズが始まったけどシティマラソンの待機をしている様子

この大会、「名古屋ウィメンズマラソン」が登場した際に、ウィメンズマラソンがスタートしてから約1時間時差をつけてスタートするという形式で同時開催になったんですが、スタートブロックの区分けはウィメンズで使用しているアルファベットから連続して使用されてます。
シティの最前ブロックが「O」なので、ウィメンズのブロック分けは凄く細かいようで…(AからNまで別れてる)

スタートブロックに並ぶ様子

2018年参戦時点では自慢できるような持ちタイムもなく(自己ベストがだいたい2時間)、申告タイムも(たぶん)大人しく書いていたので「V」ブロック。「O」ブロックが最初にスタートする大会で「V」ブロックに待機していると、会場の司会があの手この手でランナーのやる気を煽っていても、同じ大会にいながらどこか別世界のような心持ちだったのを覚えています。

シティマラソンのスタートもバンテリンドーム
ただし白川公園までのワンウェイレース

スタートの号砲が鳴っても、その場で待機している様子は変わらず、スタートラインを超えることができたのは、鳴ってから19分半経った後のこと。
それだけではなくて、スタートから1キロ地点に到達するまでに交差点の右折と左折を1回ずつ行うんですが、左折ポイントを通過するまでが大渋滞(ちなみにその次に曲がるのは8km地点の新瑞橋交差点。そこまで地下鉄5駅分ぐらいをひたすら南に向かって直進します)。
次に参加する時はもっと速いタイムを出してからにしようと固く心に誓いました。あと、エントリー料金が他のハーフマラソンに比べてToo much expensive

というわけで、2度目の参加は2020年大会を予定していたんですが、前述の通り現地開催は行われず。実はこの時はゼッケンの先頭に書かれていた文字は「P」。「O」のすぐ後の「P」。
前回からの出世具合を確認しようと密かに思っていたので、かなりがっかりしたことを覚えています。

スタート待ちの様子
2018年はさっきの写真みたいな場所でひたすら待ってた

それから2年。


2021年同様現地開催を信じてエントリーを行い、約10日間にわたる体調管理チェックを無事に行い、前日受付でゼッケンをもらい、ついでに予約していたPCRも受けて(夜になるまで結果が届かなかったけど)陰性の証明をもらい、ようやくスタートラインに立つことができました。

95分台の持ちタイムを引っ提げて、スタートブロックもエントリーした2大会連続で「P」ブロック。号砲が鳴る前にスタート場所まで移動できる権利が発生し、最後に待機していたのはスタートの看板と計測用の時計が肉眼で確認できる位置。
こんな優遇されたらもう大人しいタイムなんて申告できません()

えっ?こんな場所からスタートできるんですか?

というわけで、号砲後30秒でスタート地点を通過したところから、私の今回のハーフマラソンが始まりました。Vブロックで散々苦しめられた渋滞も発生せず、逆に大人しく走っていたら周りからズバズバ追い越されました。
これについてはちょっとした事情があって、レース3日前にフリーで走ったら、前半から飛ばしすぎて3キロで潰れてしまった、ということがありまして。

ハーフマラソンで同じ轍を踏むことだけは嫌だったので、「まあ先は長いし」と自分に言い聞かせながら5キロの計測地点を通過しました。


リアル大会のいいところのひとつが、5キロごとに計測用マットと計時用のタイマーが置いてあるところ。そして規模が大きくなると、1キロごとに看板が置かれていて、身につけているスマートウオッチと「誤差」を比較することができます。

今回はスタート地点を超えた(と思った)ところからスマートウオッチの計測をはじめ、距離に関しては誤差が100mもないぐらいで進んでいました。
意味深な書き方なので時間のほうが?と思うかもしれませんが、こちらはこちらでタイマーとの誤差はほとんどなし。
じゃあ何が問題だったのかというと、タイマーに表示されていた号砲からの経過時間。


00:25:00

簡単な割り算で導き出されてしまう、1キロ平均5分のイーブンペース。このまま行けば20kmで100分。21kmだと105分だから1時間45分。
…で走っていてはいかんのです。これでは2018年と同じペース。

ということで、5キロ走ってようやく周り、というか前を走るランナーに合わせるようにしてペースアップ。適当に走っていれば「同じ目標タイムに向かってまとまった集団」が形成されるのかと思っていたんですが、
こちらの思惑とは裏腹に、前のランナーの背中からうっかり離れようものなら単独走待ったなし、という展開でした。


長距離レースに欠かせないものと言えば給水。
今回は5キロを過ぎてからスポーツドリンクのテーブルが約5キロごとに、水のテーブルが2.5kmごとに設置されておりました。
スタート前の注意事項でも、
「今日はスタートからゴールまでの間に5℃ほど上昇する予報なので、給水は絶対取ってください」
と繰り返し言われていたので、取れるコップは躊躇いなく取りに行きました。この時ばかりは周りにランナーが少ない事がいい方に作用するので、マラソンというのはなかなか難しいもの。

ただ、今回はハーフマラソンなので、フルよりも基本的にペースが速め。
こちらが意識していなくても脚が動いていれば、必然的に「勢いよくコップを取る」状態になってしまいます。
(1キロ5分でも時速12kmで動いていることになるわけなので)
取ったコップを顔まで持って行く間に中身が妙に軽くなっている現象、何度も発生しました。
もうちょい量が残っていれば、10km~15kmの間で発生した差し込みはもう少し抑えられたかもしれません。


自分のレースに戻ると、105分ゴールを何としてでも阻止するために、
10km通過は47分46、15km通過は71分43と、5キロを23分台で何とかまとめながら進んでいきました。先ほどの差し込みもあって、脚が途中で止まっちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしていたんですが、不安が薄れてきたのは「残り5km」の看板を通過したあたりから。

フィニッシュタイムはどれぐらいになるのかを考えていたら、
「あれ?これグロス100分切れるのでは?」
と少しだけ希望が見え、新瑞橋から今池の長い直線を終えて桜通に入ってからは、(ペースダウン防止のために)給水ポイントをパスするほどタイムというものを意識してました。
そして1キロ5分を上回らないように何とかこらえながら、20km通過が1時間35分47秒。5分かかったら余裕でアウト、4分台マストという状況の中でラスト1.1kmというのは久しぶりにヒリヒリする感覚でした。

ゴール後の様子。書いてあるタイムはネットタイム
ギリギリ5秒削り出した


結果的にグロスタイムは100分から30秒ほどオーバーしてしまいましたが(ネットタイムはギリギリセーフ)、現状を考えれば「飛ばしすぎてバテて撃沈しなかった」ということでまずまず。

Instagramあたりを見ていると「暑い」という単語をよく見かけたんですが、
給水ポイントで冷水を頭から被りまくっていたからか、あまり暑さは感じませんでした。

ただ、自己ベストは95分なので、このコースでもそれぐらいで走れるようになりたい、という欲が出てきました。スピードが上がればフルマラソンのタイム短縮にも繋がるでしょうし…。

ウィメンズのランナーはここに戻って来られる
正直羨ましい

というわけで名古屋シティマラソン2022参戦記はここまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?