同航会に参加した

すっかりご無沙汰しております。気づけばnoteも3か月ぐらい放置気味でした。高知龍馬マラソンに参加したあたりまでは例年通りでしたが、名前も出したくない例のアレのおかげで、公私ともにすっかり振り回されっぱなしです。県外でイベントがあるたびに利用していた名古屋駅と東海道新幹線は、4か月も利用していません。N700Sなにそれおいしいの？　そして仕事は一時期在宅勤務にもなりました。国際物流業務なのに肝心の国際線が飛んできません。

公私の”私”というか趣味のほうも、2020年のうちに参加をしてみたかったマラソン大会は、1つ残らずすべてキャンセルになりました。ここ2年ぐらい1月3日に走っていた新春矢作川マラソンも、2021年大会は開催しないというアナウンスが本日流れてきました。1月3日といえば箱根駅伝復路の真っ最中。6区が終わるか終わらないかという午前9時から走り始めます。ゴールはだいたい11時前後なので、先頭はだいたい8区の遊行寺坂あたりでしょうか。

いくら走ることが好きだからと言っても、年が変わって3日目に走るだなんて酔狂にもほどがあるという大会です。しかもこれびっくりすることに2020年の時点で52回なので、年1ペースだと半世紀続いているというね…

Welcome to 2020 YAHAGIGAWA NEWYEAR MARATHON

話が思いっきり逸れてしまいましたが近況報告。

こんな世の中なので、飲み会も仕事以外のイベントも、パソコン開いてオンラインという今日このごろ。月の最初の土曜日は、たいていどこかの時間帯で趣味の集まりに顔を出しているわけですが、昨日はいつもの趣味とは違うベクトルのオンライン飲み会に参加しました。それがタイトルにもなっている”同航会”のこと。同好会ではなく同航会。

そもそものきっかけは遡ること17年前。2003年9月23日から始まります。ほとんどの人にとっては普通の1日だったと思うのですが、私にとっては人生で(たぶん)初めて日本から離れた日なのです。

今でこそ街中の至る所に、それこそ飲み屋あたりだと、店先のみならずトイレのドアを開けたらご対面することも多いかと思うんですが、その”地球一周の船旅”というやつに参加したんです。ちなみに当時はポスターも少なかったです。

当時の私は20歳。普通なら大学生やっている年齢なんですが、どうも大学の雰囲気に合わないというか授業についていけないというか(ちなみに工学部に在籍してました)、成人式で再会した友人がキラキラしている中で、8年ぐらいかけてでも卒業するべきなのだろうか、と思い悩んでいた時期でもありました。

今も昔も思い悩んだら悪いほうに一直線という悪癖があるのですが、家族と相談した中で1度休学しようということになりまして、実家に戻って自動車の免許を取りつつコンビニのアルバイトなんぞやっていたわけです。その時に親が街中に貼られているポスターを見つけてきて…。

というきっかけで、第43回地球一周の船旅というやつに参加することになったのです。他の乗船者みたいに「反対する親を説得して」とか「自力で参加費相当の実績を積んで」みたいなエピソードに比べると…

ちなみにクルーズの期間はだいたい3ヶ月。9月下旬に日本を離れ、1か月後にスエズ運河。地中海を通ってパナマ運河に着くのがだいたい出航2か月後。残りの1か月はだいたい太平洋の上という感じで、太陽を追いかけるように20か所ぐらい寄港して、再び日本に戻るころにはクリスマス2日前という日程でした。

デジカメに残っている写真は（私の趣味もあって）だいたい綺麗な写真ばかりなのですが、食事も取れないぐらい酷く船酔いしたり、陸に上がったのはいいけれど天気が良くない日もあったり、灼熱のエジプト・カイロの次が10℃台のトルコ・イスタンブールというスケジュールだったので思いっきり体調を崩したり、そして何より日本の出航が1日遅れ、途中の寄港地で滞在時間を削ったにもかかわらず、冬の嵐に行く手を阻まれて、日本に帰航するのも1日遅れたという思い出深いクルーズでした。冬場の太平洋さんマジ大変。

実は10年後の2013年に一度東京で”同航会”はしているものの、こういった催しの案内がくることがほとんどなく、今回たまたま青いSNSを覗いてみたら、「オンライン飲み会やるよ」というポストを見かけたので顔を出してみたというわけです。

船を降りてからみんな様々な道に進んでいるようですが、例のアレの影響はどの分野でも大きいようで、PBに残っている人は船が出せず、同業他社に移っている人も集客ができず、海外在住している人も何かしらの活動制限があり、今回のオン飲みに誘ってくれた人も、九州でゲストハウスを営んでいるんですが、昨今の事情で人数を大幅に絞って宿泊させるしかないという…。

昔の写真や動画で懐かしみつつ、いろいろな人がいろいろな話をしてくれて、久しぶりに濃密な時間を過ごすことができました。今度がいつになるのか分からないけれど、収束したらオンラインじゃない飲み会に顔を出してみたいものです。

追伸：インパクトのあることはクルーズ中に1回しかやらかしていないんだけど、17年前のことをよくみんな覚えているなあ…