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メンズストリッパーが先輩から叱られたこと

あろはろは!
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです☆


突然ですが、自分は会社員というものを経験したことがありません。


なぜかって

人の下にいたくないからです。



「上司や先輩社員には絶対に逆らえない」
「頼まれた仕事は断っちゃいけない」
「パワハラされても我慢しなきゃいけない」
「始業開始ギリギリに来たり定時で帰っちゃいけない」



そんなん無理だわーーーーーーー\(^o^)/



ってずっと思ってました。

今となってはそういうの、会社によるっていうのがわかるけど
「大抵の会社はそんなもん」ってなんとなく思ってたので(笑)



組織化された上下関係ではなく、一対一で対等な人間同士としての関係を全ての場面において強く望んでいた自分には、
就活という選択肢が最初からなかったんです。


とりわけ意識していたわけではないけれども、
現在はイベントの主催をしながら同期・後輩キャストさんたちを取りまとめるというポジションにいるようになりました。

人の下にいたくないって願い、知らないうちに叶えてたんだね(笑)


別にだからといって威張りたいとかいうのも全くなく、後輩に対しても対等な人間として接したいと思ってるけどね。
あくまでイベントやパフォーマーとしての勝手を教えるだけで、人として上とか思わんし。



そんな、上下関係大嫌いな朱雀ちゃんですが、

団体に入った頃は否が応でも縦社会に組み込まれます


平成はおろか昭和の人も多かったので厳しい人も0じゃなかったです。

あ、基本的にはみんな優しいよ!


みんな優しいし、自分が強気だったのもあって(笑)、いじめられたり一方的に理不尽な意見を押し付けられたりとかはありませんでした。

押し付けられたら押し付け返すもん。たぶん(笑)




そんな中、明らか自分に非がある際に怒られたり叱られたりしたことはハッキリ覚えているもので、
今でも自分を正す一つの指標にしています。
感謝!

そういうのはしっかり謝るし受け止めますよ。



ということで今回は、
お客様にブチ切れられたり
お客様にブチ切れたりしている自分が新人だった頃、代表や先輩キャストから叱られたことを書いていこうと思います。

メンズストリッパーならではのこともあるかも!?



①確認の返事は必ずする

人として?社会人として?当たり前のことってみんな分かってはいるけど、気が緩んでくるとうっかり怠ったりしちゃいますよね。


当時はLINEとかなくて、主にメールでの連絡だったので
相手が既読になったかどうかがわかりません。


イベント直前での変更点などがメールで送られてくることはよくあったのですが、

開いて読み流して自分の中だけで良しとするっていうことが増えていたんですね。


変更連絡の1時間後ぐらいに、「朱雀と○○(別キャスト)は返事がないけどちゃんと読んだの?仕事関係の確認事項はちゃんと返してください」って代表の方に言われました。


気付かないうちになあなあになってたんだろうね。。


その後すぐにお伺い立てて電話して謝りましたよ。



また、それ関連で別のときに言われたのが、きちんとした返事でなくていいからとにかく早く返すこと

何せ既読機能ありませんから。
相手にはきちんと確認したかどうか伝わらないわけです。


読んで確認したけど返信してないだけなのか?
読んだけど気になることがあって返信できずにいるのか
何か事情があって読めていないのか?

相手に余計な心配を与えてしまうことになりますよね。


後で確認します」とか
帰ったら改めてお返事します」とか
なんでもいいから読んだらすぐに返せって言われたことは今でも気を付けています。


②楽屋はキレイに使う

これもパフォーマーだったら当たり前のことで(笑)

とりわけ我々は固定の会場を持っておらず、
開催のたびに会場をお借りしてやらせてもらっていました。


撤収のときにゴミ散らかしっぱなし、楽屋の備品が元の場所にない、みたいなことって会場側からすればものすごく印象が悪いので、
次から貸してくれなくなるかもしれません。


また、お呼ばれして出た外部のイベントなどでは楽屋は他の演者さんと共用になるので、
陣地を超えて散らかすと多大な迷惑がかかります(笑)

それに当時は団体の看板背負って出演してたので、自分一人が楽屋を汚しただけで「なんだあの団体」ってなるんですね。


それを踏まえて気を付けて使っていても、ついついゴミを放ったらかしにしちゃったりしてたことがあったんですよ。


これは怒られるよね、普通に(笑)


ちなみに先輩の口癖は

"楽屋は、来たときよりも美しく。"



現状復帰できればそれで十分だとは思うんだけど、それぐらいの意識で楽屋を使うのがいいのかもしれないですね。


③衣装にはアイロンをかける

パフォーマーにとって命の次の次の次の次の次ぐらいに大事な衣装ですが、

毎日のようにショーをやっているとついその管理が疎かになってしまうことがあります。


本来、衣装は演者が登場したときに真っ先にお客様の目に入るものなのでどんな時でも完璧な状態にしておかなければいけません。

というか、ショーイベントって大概パフォーマーの衣装見に来てるみたいなところあるもんね。(笑)



一度、ハロウィンスペシャルってことで鬼○郎のコスプレでショーやることになっていたんです。


○太郎て……

一から作るのかなり大変そうでした。
黄色と黒のしましまの半纏とかね(p_-)


なので激安の殿堂・天下のドン○ホーテ様で揃えることにしました。( ̄▽ ̄)


あ、ド○キは滅多にないですが、既製品の衣装を買って使うこと自体はメンズストリップにはよくあることです。



なんですけど、当日 衣装をそのまま取り出して着て出たら、
その日の打ち上げで先輩に怒られました(笑)

アイロンかけろって。



畳みジワとかそのまんまついた状態でやってたんだよね(;´д`)


ド○キで買ってそのまま着たのバレバレじゃねーか!」って言われました(笑)


ちょっとさすがにお手入れしてから出ないとまずいなーと反省しました。
シワシワの衣装とか安っぽい衣装ってカッコ悪いもんね。



それ以来、ド○キで買ったものじゃなくても(笑)、できる限りアイロンかけてから出るのを意識しています。


④ちゃんと脱ぐ

我々の仕事はメンズストリッパーです。

ええ。メンズ・ストリッパーです。

脱ぐのが仕事です。

(あくまで下着姿までだけど)



なんですけど、ある時期自分は脱ぐのがすごく嫌になってたんです。

ストリッパーなのに(。-∀-)


理由は単純で、




恥ずかしいから。




今更すぎるwwwwwww



むしろデビューした頃はそういうの全然なかったのに(笑)

幼児退行ならぬ新人退行でしょうか。



そんな心持ちでやってたもんだから、


ショーでも上着一枚だけ脱いでズボンはそのまま、
酷いときにはタンクトップ姿で終了
なんてときもありました。


もはやストリップじゃねぇwwwww


で、その頃たまたま自分だけじゃなく他のキャストも脱ぎ渋っていたりして、
お客様から不満の声が上がったり劇場側から演出面での要請が来るなど、そこそこ問題になっていたんです。

あくまで法令を遵守しつつの興行なので全部脱ぐわけにはいかないのですが、

やはりもう少し肌の露出面積は上げるべきとミーティングで取り上げられるぐらいになっていました。



一昔前なら「脱いでれば脱いでるほどエロい」みたいな風潮があったようですが、

どうしても脱衣の限度がある分、「いかにして全部脱がずにセクシーを表現するか」というのは常に追求しなければならないものでした。


やはりストリップの本分はエロなので。


今でこそ「この美しい肢体を見よ」って自分で言っちゃえますが、

頭を悩ませていた当時の代表さん、スタッフさん本当にごめんなさいって感じです。

あと高いお金払って満足できなかった当時のお客様にも。(ー人ー)ナムー




ということで今回はわたくし朱雀が先輩から怒られたことを記してみました!


改めて見返すとほんと、できて当たり前のことしか言われてないですが、
それが時々できなくなってしまうのが人間のしょうがないところであり恐ろしいところですよね!

ちょっと弛み始めたな、と思ったらこうして注意されたことがしっかりできているか気を付けるようにしています。


今では先輩という立場の人がいないので叱られることはもうないですが、

うちに出ている子たちにもこうしたことは共有していきたいなと思っています^_^


あとは、内容云々の前に言い方大事だよね。
同じことを伝えるのでも、キツかったら聞きたくなくなるもん。

なので自分が何か注意することがあれば、上手く諭すように言えればなと日頃から意識してます。

まだなかなか思うようにはできないからこれも修行だ(笑)


さぁ、ということで言いたいことはハッキリ言うけど嫌味がない素敵な先輩を目指して朱雀、今日も精進いたします☆


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