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『余命99日の僕が、死の見える君と出会った話』感想


『自分がいつ死ぬか、知りたいと思う?』


どちらも人の死が見える。僕は余命が、彼女は死期が、という面白い展開から始まるお話。

余命が見える僕に訪れた僕の余命。余命が見えるからといって救える命などないと痛感している僕にはその死を受けいれるしかなかった。最悪なことに僕の親友にも訪れた余命。そんなときに人の死を救いたいと現れた彼女。彼女と僕とで人の死を変えようと言い出す彼女。

彼女と出会い、親友の余命を前に、僕の余命が近づいていくなかで僕が歩んだ結末にしみじみとしました。


『生きる意味とは、人生とは』

主人公が出会う人達に問う言葉。

自分の周りの人の死に直面するたび考えてしまう。自分が生きていることの不思議、なぜ彼らが死んで自分は今生きているのか…

生きる意味は何か。

人生とは何か。

作品で出会う人たちは個々の答えを出す。それがその人の人柄、歩んだ道であると思う。

私はどう答えるだろうか、どう例えるだろうか…何も思いつかない。   いつか答えが見つかるようになりたい。




もしも、

言葉によって伝わる世界があるのなら…

届く人には届く言葉があるのなら…

それを信じて自分の言葉を紡いでいきたい。

届けと願うこの想いと届いたときの幸せはかけがえのない宝物になることを知っているから。


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