4連敗で首位陥落。悪循環の1週間。

1週間のうち3試合が雨で中止になり、阪神と1試合、ヤクルトと2試合。

そして10日からのヤクルト三連戦は有観客、地方主催試合で神戸で行われました。

7/9 対タイガース 1-2で敗戦

雨で2試合流れました。木曜日のカード最終日ですが、水曜日に投げていたメルセデスがスライドして登板。

メルセデスは7回途中2失点と好投しますが打線は最終回に1点返すのみ。3安打で抑えられました。

7/11 対スワローズ 4-9で敗戦

再び雨で1試合中止になり、カード2戦目はサンチェスが登板。

土曜日は田口が投げていましたが足の張りで抹消されています。試合が続いていれば今村が昇格するのではと言われていましたが今週中止が続いたため日曜に投げていたサンチェスが中5日で起用されました。

初回から両チーム点を取りますが、その後は得点できない巨人に対してヤクルトはコンスタントに得点します。6回途中でサンチェスが降板するとリリーフ陣から5得点。

最終回に吉川尚がツーランで追撃するも点差はさほど埋まらず大敗です。

先発のサンチェスは坂本の悪送球なども絡み4失点でした。

開幕から数試合で鉄壁と言われたリリーフですが、デラロサも故障離脱し課題の先発の投手力が露呈し打線が振るわないと勝てないですね。

7/12 対スワローズ 2-3で敗戦

接戦を制せず連敗で首位陥落。先発は地元で凱旋登板になりました桜井。

前回のような登板をしたい桜井でしたが、5回途中3失点で降板。今日は中継ぎが踏ん張りましたが打線があと一歩でした。

流れは初回から悪くセンター丸とレフト亀井がお見合いし失点(記録は二塁打)。追いつきたい巨人は6回裏、1死1,3塁で炭谷。

大きくバウンドしたショートゴロは併殺崩れになり同点...と判定されたのですがヤクルト側からリクエスト。

判断が難しいですね。僕も週末草野球でセカンドで併殺プレーをしましたが、この場合セカンドはベースを挟んで立つか、ショート側に立つのが基本です。

ただ、ヤクルト山田は明らかに走者側/一塁側に立っています。そこにパーラがスライディングし接触したわけです。

山田の走塁妨害とも取れなくもないプレーなんですが、リクエストの結果パーラの守備妨害で打者炭谷、走者パーラ2人がアウトになり得点は消えました。

これには原監督も抗議しますが、リクエストの結果は絶対なので判定は変わらず。

パーラの守備妨害の根拠としては

①スライディングの位置がベースにかなり近い

②ベースへのスライディング後、ベースを超えるようなスライディングになった

主にはこの二つを理由に「正しいスライディングではない」との判定。

①は厳しいなと思うものの、②はまあそう言われても仕方ないなというプレーでした。もちろんパーラも故意ではないですし、交錯後にすぐに山田を気遣っています。ナイスガイな助っ人がこれで思い切りを欠くようにならないと良いですが。

初回のお見合いと、このパーラの走塁妨害の得失点が響き4連敗です。

戦評

ここ数試合、何か今一つ噛み合わない試合が続いています。

主要選手の個人成績を見ていきましょう。まずは野手から。

岡本:26安打 / 5本塁打 / 14打点 / 打率.371 / 出塁率.421 / OPS1.078

パーラ:17安打 / 3本塁打 / 10打点 / 打率.288 / 出塁率.354 / OPS.828

亀井:9安打 / 0本塁打 / 6打点 / 打率.273 / 出塁率.400 / OPS.794

中島:14安打 / 3本塁打 / 7打点 / 打率.264 / 出塁率.400 / OPS.891

坂本:15安打 / 3本塁打 / 8打点 / 打率.242 / 出塁率.347 / OPS.799

丸:16安打 / 3本塁打 / 15打点 / 打率.235 / 出塁率.307 / OPS.733

坂本と丸がもう少し欲しいですよね。丸は選球眼も良いので出塁率で.307は物足りないです。岡本が一時は4割ありましたが数字が少し落ちてきましたね。

上記以外だと大城、吉川尚、陽もいますが、規定打席に到達している中では岡本だけ。本来なら坂本と丸は超えて欲しいところですね。

続いては投手。

サンチェス:4登板 / 防御率3.32 / 2勝2敗 / 19回 / 被打率.236 / WHIP1.47

菅野:3登板 / 防御率2.91 / 2勝0敗 / 21.2回 / 被打率.179 / WHIP0.83

田口:3登板 / 防御率2.08 / 1勝0敗 / 13回 / 被打率.224 / WHIP1.08

桜井:3登板 / 防御率2.89 / 1勝1敗 / 18.2回 / 被打率.191 / WHIP0.96

メルセデス:3登板 / 防御率4.11 / 0勝2敗 / 15.1回 / 被打率.274 / WHIP1.30

戸郷:2登板 / 防御率2.77 / 2勝0敗 / 13回 / 被打率.182 / WHIP1.00

サンチェスとメルセデスがやや不安定ですよね。被打率もWHIPも高いです。

WHIPはイニングあたりに出塁させるランナーの数なんですが、要は被安打と与四死球の多さで変わるんですね。桜井と戸郷だと、被打率は戸郷の方が低いですが、ランナーは桜井の方が出さない。ということです。

安定していた田口が一旦離脱したため、菅野、桜井、戸郷で勝手いかないといけない。尚更昨日の桜井で落としたのはダメージがあります。

続いてはリリーフ。

高木:12登板 / 防御率4.70 / 3H / 奪三振率11.74 / 被打率.233 / WHIP0.91

澤村:9登板 / 防御率6.43 / 1H / 奪三振率9.00 / 被打率.217 / WHIP1.57

鍵谷:8登板 / 防御率6.75 / 3H / 奪三振率8.44 / 被打率.222 / WHIP1.13

中川:8登板 / 防御率1.13 / 4H / 奪三振率5.63 / 被打率.200 / WHIP1.00

藤岡:8登板 / 防御率2.84 / 0H / 奪三振率5.68 / 被打率.261 / WHIP1.58

宮国:7登板 / 防御率4.70 / 0H / 奪三振率7.04 / 被打率.233 / WHIP1.17

デラロサ:6登板 / 防御率1.80 / 1H4S / 奪三振率5.40 / 被打率.278 / WHIP1.20

鍬原:5登板 / 防御率6.43 / 0H / 奪三振率7.71 / 被打率.231 / WHIP1.57

ビエイラ:5登板 / 防御率3.86 / 1H / 奪三振率3.86 / 被打率.500 / WHIP3.43

主な投手はこの8人。現在はデラロサが抹消されビエイラが登録されています。安定していると言えるのは現在登録されている中だと中川くらいでしょうか。

リリーフでは奪三振率もまとめました。高木の11.74が光りますね。

ランナーを背負った場合での登板も多いため、奪三振率は大きな指標です。

また、WHIPもランナーを背負って出ることもあるのに更にランナーを出すのかとなりますから。澤村、藤岡、鍬原は高いですね。四死球が多いんだろうな。

鍵谷は防御率こそ悪いんですが、被打率もWHIPも悪くないんですよね。少ない被安打がタイムリーになってるんでしょう。

ビエイラもピリッとしないですし、こうなってくると先発に頑張ってもらわないとダメですね。田口、畠、高橋優、今村、、、頼む。。。

今週、来週はビジターが続きます。28日の東京Dの開幕にはベストなチーム状況で臨みたいですね。








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