何を学ぶかより、どう学ぶのか?本質的なこと

少し前から太極拳に興味があった。
でも、どんな方が教えているのか調べても見えてこなくて、なんとなく腰が重くなっていた。


「やっぱり見学してみないと結論もでないし、何も始まらない!」
夕方、急にそんなふうに思い立って、メールで見学したい旨を伝えてみた。
するとベッドに放置していたスマホに着信があって、あわてて折り返しの電話をかけた。

電話の相手は60代後半の女性で、快活な喋り方をする方だった。
きっかけなどを尋ねられて、合気道の話などをすると、その方も高校生の頃から合気道をやりたいとずっと思っていたこと、怪我をしてしまってチャンスがなかったことなどを話してくれた。
太極拳は30代から始めて、どんどん覚えていったけれど、今の参加者は年配の方ばかりだから覚えられなくて進みが遅いことも教えてくれた。
「太極拳は自宅で個人的に稽古できて良さそうですね」といったら、「おすすめのYouTubeの動画などお教えしますね」と、まだ入会もしてなければ見学もしてない状態だったけれど気さくにあれこれ教えてくれた。
2日の月曜日は稽古がお休みだというし、「これは入会するしかない!」と、なんだかわからないけれど直感的にそう思い、見学せずに入会を決めた。

好きでやっていることが強く感じられたし、熱中している人からは学べることが多いと思ったからだ。
「太極拳用のシューズは、続けられそうと思ったら買ったらいいですよ」
そんなゆるやかさもなんだか惹かれた。



「精神鍛錬」(本当は運動不足解消のため 笑)なんてカッコつけた理由で合気道をはじめて、不思議と体に対する認識が変わった。
呼吸にも興味が出て、内面と向き合うようにもなった。

今度は、太極拳を通して同じようなことを取り組んでいくのだと思う。


やっていることは違うけれど、本質的なことは同じような気がする。
認識のズレを知って、新たに認識し直すこと。
そして頑固さを手放して柔軟さを意識すること。
それらが自分に馴染んでいくこと。


合気道を習っていたときに、劇団員の方がいた。
その方は演劇に活かせるのではと日舞を習い、合気道も習っていた。
やっていることはやはり違うけれど、いろいろな方向から見て、認識し直すということをその方はやっていたのではと思う。

初稽古は9日だ。
時間は有限だから、楽しみながらめいっぱい吸収したい。
ゆったりとね。

今日もあなたが心の安らぎと幸福感に気づけますように♪

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