今日の山田君 〜思うこと〜 4
家にあった端材で長男が剣を作り出した。
それを見ていた次男もなんだか面白そうだと乗り出した。
家にあったチープなのこぎりでやっていたけれど、いつのまにか糸ノコを調達していた。
ひたすらヤスリをかけ続けて気づけば汗だくな子どもたち。
長男は「つば」を通すためにドリルで穴を開けてヤスリで整えた。
次男はのこぎりで切り出してヤスリをかけたのに
マスキングテープとガムテープでぐるぐる巻きにした。
それぞれの持ち味がある。
良い悪いは人の解釈にしかすぎない。
本人が満足してるならそれでよし。
それまで愛用していた武器たち。
竹は使い倒されて
補強のガムテを外したら
花のように咲きそうだ。
この他にもロープに石をくくりつけて、
目標物めがけて投げるという遊びをしていた。
今の時代、わたしたちの環境ではこれは遊びになっている。けれど、狩猟時代だったならこれらは生きるための技術を磨くことで、時代と環境が違うということが、どれだけの影響を与えるのか、そう思うと感慨深い。
そして、次男は人の理解を超えてくるので面白い。
ストップウォッチが何年も前から欲しかったと言っていて(1度も耳にしたことがないのだが 笑)、最近手に入れたのだが、たいして時をはかることもなく、常にベルトのように着用している。
履いている草履はわたしが間違えて女の子用を買ってしまったのだが、サイズアウトのため新しい物を買うと伝えたら、「慣れていい感じだから同じのが欲しい」と言っていた。
また、同じ女の子用草履を買うことになりそうだ。
この間は、畑の中で自転車のペダルをなくしてきた。
着脱式のペダルとはいえなぜなくすのか?
なぜすぐ気づかないのか?
疑問は湧くが次男だからしょうがないのだ。
けっきょく見つからなくて、
幼稚園の頃乗っていた小さな自転車を乗っている。
「乗る前にはいつも空気入れないと抜けてきちゃうんだよ」
なんて言っていたのを
「そうなんだね〜」
なんてスルーしていたけど、よく見たらパンクしていた。
だんだん価値観を持ってるのがバカらしくなってきている。
いろんな意味で揺らいでいる。
価値観を持たないのが価値観になるのかもしれない。
今日もあなたに心の安らぎと幸福感が訪れますように ♪
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