コーヒーゼリー
ハイ、
当事者研究の大切さについてのお話でした。
前回言ったような人文社会科学とか、心理学とかって、
数学や物理と違って、数字ばかりが並ぶ研究じゃない。
そういう研究は特に、
研究者自身がどういう人間で、どうしてその研究をしているのか、
っていうことが重要になってくると思うのだ。
なぜなら、
これが変わることで、課題設定も、対象の選択も、結論すら
変わってくるかもしれないから。
つまり、個人的な要素が研究結果に大いに影響するから。
もっと抽象化して言うと、
価値観の存在しない思考なんて存在しないから。
全ての思考は主観的。
だから、やっぱり当事者研究とちゃんと向き合うべきなのではないかと
思うのです。
おまけ。
ちなみにこの
「価値観の存在しない思考なんて存在しない」
って言葉、ミヒャエル・エンデの『文明砂漠』に出てくる一節にあります。
今回当事者研究の文章を読んで、
真っ先にこの言葉が思い浮かんだのです。
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