軽く小さいカメラで撮る
今から8年ほど前に一眼レフのEOS kissを買ったことで始まった写真趣味。その時々で記録メディアや撮影の対象を変えながらも、飽きることなく細々と楽しんできた。
自分にとって2台目のカメラだったEOS 5D mark IIIは2年半くらい使った。当時撮った写真はいま見直しても、まったく古さを感じることはない。あのまま5Dを使っていれば今よりよっぽどコスパの良い写真ライフを送れていたかもしれない。まぁそんなことをいま話しても仕方がない。
5Dを手放してからいろいろ回り道をしてきたけれど、最近になってようやく、機材でアレコレ悩むことがなくなった。理由は明快で、自分の用途や性格にちょうどいいラインナップが手元に揃ったからだ。
フィルムカメラはEOS Kiss 7、デジタルカメラはGR IIIにGH5、それとGoPro。僕にはこれで過不足がない。
共通しているのはどれもコンパクトである点かなと思う。「GH5はコンパクトなのか」という疑問はあるけれど、持っている性能からすればコンパクトと言ってもいいんじゃないだろうか。レンズを含めた場合の大きさ重さに対する守備範囲はかなりのものだ。
さて。このラインナップの中で最も使用頻度が高いカメラがGR III。あと少しで買って2年になるけれど、小さく軽く、(ライカほどではないけれど)ブランディングの良さもあるGRは自分の好みにちょうど良かった。出かけるときにとりあえずカバンや上着のポケットに入れるクセが、今ではすっかり染み付いた。
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いよいよ春を感じさせる日が増えてきた。休日を公園や散歩、サイクリングで過ごすことの多い我が家にとってこの季節は大歓迎。
3月のとある晴れた日曜日も、GRを持って近くの公園まで出かけた。
日に日に手がかからなくなるとはいえ、まだ目が離せない子供たち。重いカメラやマニュアルフォーカスを使うにはいろいろ難しいことも多く、GRの存在にはとても助けられている。
フォーカスを外すこともたしかにあるんだけど、そもそも何枚も撮るし、重いカメラを面倒がって持ち出さなければ1枚も撮れていない。スマホで撮る気分にならない自分みたいな人間にはGRがピタリとハマる。
そうそう、このカメラは数人の友人たちが強くオススメしてくれたことも購入の動機のひとつだった。当時は冗談で「買わされた!」って話していたけど、こんなGRライフを歩んだんだからむしろ感謝しないといけないな。
早くまた、趣味の友人たちと気軽にオフラインで会える日がくるといい。
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