最強のふたり
フランス映画「最強のふたり」を見た。
あらすじ
パリに住む富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、頸髄損傷で首から下の感覚が無く、体を動かすことができない。フィリップと秘書のマガリー(オドレイ・フルーロ)は、住み込みの新しい介護人を雇うため、候補者の面接をパリの邸宅でおこない、そこにドリス(オマール・シー)が面接を受けに来る。しかしドリスは職に就く気はなく、給付期間が終了間際となった失業保険を引き続き貰えるようにするため面接を受け、不合格になったことを証明する書類にサインが欲しいだけだった。気難しいところのあるフィリップは、他の候補者を気に入らず、介護や看護の資格も経験もないドリスを、周囲の反対を押し切って雇うことにする。
とりあえず試用期間として1ヶ月間フィリップの介護人として働くことになったドリスは、彼の豪邸で自分専用のトイレ・バス付きの部屋を充てがわれ、昨日までの生活の変わりようを喜ぶ。ドリスの仕事ぶりは少々雑ではあったが、フィリップは自身を病人としてではなく、一人の人間として扱ってくれる彼と次第に親しくなっていく。働き始めて1ヶ月後ドリスはフィリップの信頼を得て本採用が決まり、ある晩2人で外食をしながら彼の体の障害や亡くなった妻の話を聞く。
数日後、フィリップが文通相手の女性に出す手紙をマガリーに代筆してもらっていた所、部屋に入ってきたドリスに「相手の女性とはお互いに顔も声も知らない」と伝える。まどろっこしく感じたドリスは文通相手の電話番号を見つけて勝手に電話してしまい、仕方なく電話に出たフィリップは相手の女性と後日外で会う約束をする。数日後、文通相手と会うために助手と2人で待ち合わせ場所に向かうフィリップだったが、自身の障害を知られるのが怖くてドタキャンしてしまう。
フィリップに電話で呼び出されたドリスはそのまま2人で飛行機で旅行に出かけ、プロの手を借りてパラグライダーでしばしの時間大空を舞う。フィリップの邸宅に戻ったフィリップとドリスだったが、そこに問題を抱えたドリスの弟がやって来て兄に助けを求める。ドリスから実家で暮らす家族の話を聞いたフィリップは、彼を実家に帰す時が来たと感じ親友のような存在となった彼との別れを決意する。
まあまあ面白かったけど、フランスの規制が分からない。タバコはOKらしい。ナチスネタでの笑いも許されてるみたい。
ウィキのあらすじを引用したけれど微妙に違うな。
フィリップとの文通相手にまどろっこしさを感じたドリスは会わないとブスかどうかわからないぞと言い、心のふれあいだみたいなことを言うフィリップにブスと心が合わせられるのかよと言った。だから体重を聞けとかアドバイスする。文通相手の体重は53キロ。
フィリップの誕生日パーティーにドリスはモテる要素をフィリップに聞く。フィリップは誠実さだとかそういうのを言うけれど、ドリスは金と一刀両断。金があるからフィリップは有利だぞと。
フィリップは文通相手と会うのはドタキャンしていない。6:00の約束で6:00より前に来てドキドキしていたフィリップは6:00を少しだけ越えた時間になってしまい拗ねて帰る。帰るとき赤毛の美女とすれ違う。
なんだかんだで文通相手と出会う。文通相手は赤毛の美女。めでたしめでたし。
でも貧民のドリスの家族は救われないままだったし、文通相手がブスだったら?フィリップに金がなかったら?
これはフランス人的皮肉の隠れメッセージなのか?
普通に見たら障害者を特別視しないドリスとフィリップの友情物語。
何気に障碍者のチャリティを揶揄してたりするところは際どい。ドリスがずっとアプローチしてた女が最後にレズビアンだったと分かって、ああそうかとなるところなどというのは、ああフランスだなと思った。
それと頭にしか感覚がないフィリップは性感帯は耳と言っていたが耳より口だろ。
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