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コロナフィットな日常 21世紀はやってきた

20世紀に思い描いた未来図とのズレはあるにしても、21世紀に入ってからのITとAIを中心とした発展は目覚ましい。

20世紀末に発売されたゲーム、真・女神転生は左手にハンドヘルドコンピュータを装着し、GPSで場所確認が可能なことから地上モードは2D仕様だった。

メガテン


今それが実現してる。スマホという電話であり、パソコンであり、辞書であり、本であり、新聞であり、ラジオであり、テレビであり、ステレオであり、カーナビであり、何でもできる魔法の手のひらサイズの小型PCを一人が一つ持つ時代。自分の位置もカーナビ機能で上から見ながらドラクエのように移動できる。

凄いテクノロジーの時代だと思う。さらにここから5Gというハイテク世界に突入して行くわけだけれども、今、新型コロナウィルスという敵が人類を襲っている。多くの人は実感がないだろうけれども、コロナと戦いつつ中国とアメリカは21世紀型の戦争、超限戦を繰り広げている。

21世紀はネット回線を抑えた国が覇権を握るだろう。そのネットインフラで中国とアメリカがバチバチなのだ。回線だけではなくアプリなどもそう。かつてビデオにおいてVHSがβを駆逐したように、勝った方の一人勝ち、NO1じゃなきゃダメ、NO2じゃダメな世界。
パソコンやスマホの部品が全て自国で賄えればいいのだが、世界はグローバル化しているので実際は全部自国産で賄うことなど不可能。高性能パソコンを作る技術があっても、そのパソコンを組むための部品が作れなければ意味のない技術。技術とコストがグローバル化によって分散している。じゃあどこと情報を共有するか、どこに情報を抜かれないようにするかが21世紀の戦争で今現在進行形で行われている戦争。

その戦争の真っただ中に襲い掛かったのがコロナという突発的災害。

中国は武漢の封鎖を解除し、ニューヨークはロックダウン中。中国は疫病の蔓延を無視して経済活動を始めた。多くの“戦死者”を出しながら、人口チートを活かして文字通り命がけで金儲けに来るだろう。拮抗していたバランスが中国とアメリカの人権意識の差で崩れてしまう可能性は低くはない。中国の信用は弱く欧州からも信用を落としているが、5Gのインフラさえ押さえてしまえば情報管理や情報操作が容易になるので、情報戦がどうなるか分からない。

勝者だけが正義ミンゴ


さて超限戦とは別口で新型コロナと人類は戦っていかなくてはいけない。

今までの常識で言うと会社に行き、スーパーに買い物に行くというのがスタンダードだった。しかしコロナの蔓延により不要不急な外出の自粛を求められ、従来通りのビジネススタイルだと倒産、廃業する会社が出始めた。
技術としてはテレワークというものがすでに確立されていたのが不幸中の幸いであるけれども、社会に全然浸透していない。人と人、顔と顔を合わせなければダメ、とにかくダメ、エビデンスはないけどダメというのが社会の風潮だったが、ここにきてコロナの猛威でテレワークを使う企業が急増した。

現場に出ないと全くダメという仕事は多くあるけれど、現場に出なくても済む仕事というものも多い。

テレワークは自宅と会社のネットワークや書類のデータやインフラがまだ整っておらず、慣れてもいないから最初は面倒くさいと思う。でもそのうち色んなもののデータ化やインフラ、システムが整うと、なんで毎日出社しなくちゃいけなかったんだ?みたいに整理されて行って、人恋しい人だけが不要不急の出社するような形になるんじゃないかなと思う。

そして在宅ワークが日常化し定着しコロナが過ぎたとき、会社に行くコストを考えれば、無理に会社に行かない在宅ワークが今後ものすごく伸びるライフスタイルじゃないかと。

それに伴ってデリバリーが伸びる可能性が極めて高い。車の自動運転やドローンの導入など運送業の姿も様変わりしそう。

外食産業も集近閉さえ守れば、自宅で家族とリビングにいるのと変わりないし、予約制システムの増強で列を作らず待たずに入れるようになるように思う。自動車に代わって有人ドローンも開発されるかもしれない。

在宅ワークが増えれば箱としての会社の価値も下がる。東京丸の内のオフィスビルに価値が薄くなり地価が下がる可能性も十分ある。

コロナショックは人類にとっては大きな経済ダメージを与えるけれど、新たなシステムの構築とビジネスチャンスが落ちている。

コロナに対応した企業が生き残り、コロナにフィットした社会が構築され、コロナが去った後もその利便性だけが残っていくだろう。


「有利な個々の変異を保存し、不利な変異を絶滅すること – これが自然淘汰である」

「無知というのは、しばしば知識よりも確信に満ちている。科学によってこれやあれやの問題を解決することは絶対にできないと主張するのはきまって知識がない人である」

「科学者は希望や愛情を捨てて、石の心を持つべきだ」

「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」

BYチャールズ・ダーウィン

ミンゴ


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