資産家にしかアクセスできない投資先にはどのようなものがあるでしょうか?
資産家にしかアクセスできない投資先ですか・・・
そんな怪しげで不公平な金融商品なんて、この令和の時代に、わははh! まさかあるわけないじゃないですか!
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実は・・・・・あります。それも結構な本数と金額規模で。
資産家や機関投資家だけが参加できる投資商品。
一般人には参加できないどころか目にも触れるチャンスもない投資商品。
宣伝広告されることもなく50人未満で組成される投資商品。
どうですか?怪しい匂いがプンプンしますね。
こんな話をしている私にも危害が及ぶかもしれません。ちょっとカーテンを締めてきます。
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資産家や機関投資家だけが参加できる投資商品。
一般人には参加できないどころか目にも触れるチャンスもない投資商品。
宣伝広告されることもなく50人未満で組成される投資商品。
2019年11月末時点で、この投資商品は 6,734本、投資総額は、98.25兆円! *1
これは平成30年度の日本の歳出総額98兆円と同規模なのです。*2
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どうですか?金融界の裏側を覗きこんだ気分は?
この金融商品は、マフィアとか闇社会が組成しているものではなく・・・
ん? いまカーテンの隙間から誰かがこっちを覗いていた!
ちょっと場所を変えます。
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この金融商品は、さまざまな思惑と駆け引きの中、ついに1998年に業界の厳しい掟ができました。それ以来、どんどん商品が市場投入され、資産家や機関投資家から爆発的な人気を博しています。
そんな金融商品です。名称知りたいですか?
知ってしまうとあなたを不幸にしてしまうかもしれないです。それでも知りたいですか?
その金融商品の名は・・・・・・
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その金融商品の名は・・・・・・
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その金融商品の名は・・・・・・私募投信。
一般の皆さんが購入する投資信託は公募投信というもの。公募ではなく50人未満の少人数を集めるので私募という名がつけられています。
ググると概要はわかります。 私募投信とは?
私募、投信買いたいです。って支店窓口の耳元で囁いてみてください。・・・・まあ、十中八九相手にされませんw というか、支店窓口担当も知らないのが普通です。(逆にいえばそれ専門に営業している部隊がいるということ)
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なぜこんな金融商品が生まれたのか? 資産家や機関投資家だけが儲かりたいだけだろと思っている人が多いとは思います。まあ完全否定はしませんが、金融商品をつくる側(メーカー)に立って言わせてもらえるならば、
・公募投信は募集の際に必要とされる開示規制(有価証券届出書又は有価証券通知書、目論見書など)など不要 準備が楽!
・勧誘人数が少ない 対面でじっくり説明できる!
・勧誘相手がそれなりの金融知識を持った相手 話が早い!
・先物やオプションを使ったリスクの高い商品や複雑な金融工学を駆使した運用手法の商品を設定可能 メーカー魂に火がつく!
・売買の機会が年に数回、解約日の45日前までに連絡が義務付けなど極めて流動性が低い 運用が楽!
・公募するほどの規模でない小口金融商品 (といっても何十億は当たり前ですが) 小粒の特性だせる!
などの特殊要因からこんな金融商品が生まれています。
別のみかたをすると、勧誘人数が少ないことから、特定の金融ニーズを組み込んだスーパーオリジナルな金融商品が開発できるという意味もあります。
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もうひとつ、実は会計上のメリットもあります。
日本では□□会計において私募投信は「その他有□証券」に分類され、単純にいえば、評価(含み)損益を損益計算書には反映しなくて良いのです。
普通に株式を投資目的で直接保有すれば株価の上下によって生じる時価の変動がそのまま損益□算書に影響を与えますが、私募投信ではそのよう□ことがないということです。ん?
また、私募投信は売買益を本業の利益である「業務純益」に計上できます。通常の株式の場合は、売買で儲かったとしても臨時損益(株式関係損益)となり、業務純益に通常は計上できません。そのため、□□にとって株式を直接保有するよりは、私募投信の形にして投資した方が本業の□益が良いように□えるのです。んん?
この点に着目すると私募投信は自社の□算を操□できるとも□□□□□□□□□
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ん?なぜだ入力できない・・・
ん?誰だ、お前は!・・・・なんだ?そのバカでかい楽器ケースは・・・・
ぐわ、離せ・・・やめろ・・・俺は□□□や□□□のことは漏らしてな・・・
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*1 数字で見る投資信託 - 投資信託協会
*2 ttps://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/zaisei201804.pdf
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