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これ、結構深い質問ですね。

”株式”投資だけでみると、確かに公開済の株を営利目的で売買するだけの投資家の視点でみれば社会貢献じゃないという見方もわからないことはないです。一方で株価が沸騰することで時価総額が跳ね上がり資金調達力がアップするという意味では、広義な社会貢献ともいえます。

株式投資とかに代表される金銭投資以外にも投資は存在しますね。

「自己投資」など、必ずしも直接お金に関係しない行為に対して使われることも投資になります。

「子供に投資」に至っては、自分には帰ってこない可能性が高い(!)行為にも使われますね。

投資とはなにか・・・

投資とは、目の前でお金を投じることで将来それ以上の利益になって返ってくるのを期待する行為のこと。

面白いことに、金融業界と経済学では、投資の定義が違ってきます。

経済学で言われている投資とは「資金を投じることによって生産性を上げる」という意味になります。たとえば、「新しい生産拠点を作る」「新しい機械を購入して作業を効率化する」「優秀な人材を雇う」といった行為です。仮に目に見えないサービスであったとしても、何か生産性を向上させる行為でなければいけません。この点でみれば社会貢献であることは間違いないですね。

問題は、金融業界で言われている投資。「資金を投じて、それ以上の額になって返ってくるようにすること」という意味を持ちます。お金さえ儲かれば手段は関係ないという考え方ですね。

例えば、空売り。A社の業績を鑑みて、この先株価が下落すると判断した人が信用取引で空売りをしかけ、想定とおり株価が下がり、買い埋めして利益確定するなんていうのは、社会貢献になるのかということです。

プラスの社会貢献、マイナスの社会貢献と分けて考えるなら、信用取引でさえ社会貢献ともいえますね。

んー、哲学的な質問です。もう少し熟考してみます。

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